言語文化研究科

中国・韓国言語文化専攻 修士課程

Master's Program in Chinese and Korean Language and Culture Studies 新宿キャンパス

カリキュラム

取得できる学位

修士(中国言語文化)または 修士(韓国言語文化)

授業科目の概要(2016年度実施内容。2017年度には一部変更の可能性があります)

「研究科共通科目」「専攻科目 中国言語文化」「専攻科目 韓国言語文化」「専攻科目 臨地研究」から科目を履修します。修了要件は30単位以上。

各科目の概要は科目名をクリックしてご確認ください。

●印は2016年度は開講せず。

研究科共通科目

研究科共通科目の中から、6単位以上履修すること。

科目名 単位数 配当年次
必修 選択
言語習得論   2 1・2
担当:相羽 千州子

第二言語習得に関する諸理論、学習者の傾向などに対する知識・理解を深める。特に外国語としての英語(または他の言語)習得・教授の問題点に焦点を当て、議論をしながら、より良い教授のあり方を考える。

語用論   2 1・2
担当:時本 真吾 (英語・英語教育専攻所属)

言語使用上の規則性を考察する語用論(Pragmatics)の最新知見を議論する。コミュニケーション総体における言語の位置、指示、発話文の意味と話者の意図、発話の丁寧さ、発話理解における推論の働きなどを学ぶ。

音声学特論   2 1・2
担当:石原 健 (日本語・日本語教育専攻所属)

さまざまな音声現象を先行研究の成果と併せて検証し、受講者それぞれが母語、もしくは専攻外国語のデータを分析し、言語音声の個別言語的な特徴と普遍的な性質を考察する。

対照言語学特論   2 1・2
担当:時本 真吾 (英語・英語教育専攻所属)

日本語を対象言語の中心にして、英語・中国語・韓国語などを取り上げながら、言語の共通性と個別的特徴の理解を深め、言語教育の実際の場面に役立たせることを意図する。

言語統計論   2 1・2
担当:時本 真吾 (英語・英語教育専攻所属)

実験を利用した言語研究に必要な計画法・測定法・統計解析の基本的な事項について理解し、言語学上のさまざまな問題に実験的に取り組む方法を考察する。

国際理解特論   2 1・2
担当:多田 孝志

ユネスコの国際理解教育を中心に開発教育、海外子女教育など国際理解に関わる種々の論について概観し、そうした時代における国際理解とは何か、その概念構造について知見を得る。

異文化研究史論   2 1・2
担当:鐙屋 一

文化的社会的「他者性(otherness)」がいかに認知され、知的体系の中に組み込まれてきたか、既成の世界観の修正が求められてきたのかという観点から、異文化研究の歴史を考察する。

政治言語文化論   2 1・2
担当:中前 吾郎

19世紀以降、欧米列強国による植民地化の脅威にさらされてきたアジア諸国における「近代化」変容とその特徴を政治言語文化の観点から比較検討する。

日本民俗文学論   2 1・2
担当:岩下 均 (日本語・日本語教育専攻所属)

全ての文学作品は、作者という「個性」に基づくものと思われる。しかし、その作者を形成したものは「民俗・風土」であり、「家族関係・人間関係」であろう。この授業では、作品における「民俗論理」を解明し、「日本人」を考究する。

専攻科目

研究科共通科目(選択必修6単位以外)、および他専攻科目並びに他研究科の開放科目から、自由選択としての上限6単位を含め20単位以上選択必修。

専攻共通科目
科目名 単位数 配当年次
必修 選択
東アジア古典文化研究   2 1・2
担当:中前 吾郎

比較文化論的な大局的な観点から、東アジア各国の古典文化の受容と変容を概観し、漢字文化圏、儒教文化圏などの概念化の意味について中国、朝鮮・韓国、日本から事例を取り比較検討する。

東アジア現代文化研究●   2 1・2
担当:鐙屋 一

東アジアの経済成長点において、サブカルチャー面での「統合」は、民族的文化的異質性を凌駕する勢いを見せている。このような東アジア現代文化とも呼ぶべき文化現象の構造について考察する。

東アジア言語研究   2 1・2
担当:金 敬鎬

漢字文化圏である中国・韓国・日本における漢語の実態について、翻訳語を中心に取り上げ、その影響などを考察する。

東アジア思想研究   2 1・2
担当:小林 寛

近代の中国、朝鮮・韓国、日本の思想的交流について考察し、相互の影響関係を検証する。対象事項を取り上げて、交流関係を比較論的に検討する。

中国言語文化
科目名 単位数 配当年次
必修 選択
中国言語理論●   2 1・2

中国語の発音、音声表記の諸問題、文字と語彙の規範化の歴史、類型論的視野から見た現代中国語の特徴などについて考察する。

中国文化理論   2 1・2
担当:鐙屋 一

儒教と道教を頂点とする伝統文化とその体系、西洋化・近代化以後の文化変容と不適応の問題など、各時期各位相の中国文化に対してなされてきた体系化の試みを概観し、特徴的な問題について考察する。

中国現代文法論●   2 1・2

中国言語の体系のうち、特に現代語の文法に焦点を置いて講述する。1950年代以降の文法研究の発展について、主要な文法著作に言及しながら考察する。

中国文化伝播論   2 1・2
担当:陳 力衛

日本語の中でも大きな位置を占める漢字・漢語の問題を取り上げ、その歴史的な変遷を辿って現在に至るまでの姿を理解してもらう。日本人の手によって作られた漢字・漢語を分析し、その傾向と特徴を把握する。

中国社会文化研究   2 1・2
担当:胎中 千鶴

中国社会に見られる文化的特徴について、地域、風土、民俗、階層、家族、婚姻、祭祀、儀礼、生育、組織、制度などの各側面から考察し、中国の社会文化に関する研究方法および現在の研究状況について概観する。

中国歴史文化研究●   2 1・2
担当:胎中 千鶴

中国史において通時的に見られる文化的特徴、および中国の古代、中世、近世、近現代の各時代における、権力、軍事、人口および日中関係の各側面の共時的特徴と諸問題について考察する。

中国メディア研究   2 1・2
担当:胎中 千鶴

中国のメディアの発展と現状について概観し、その問題点を抽出し、東アジア諸国、欧米、および旧ソ連の状況と比較検討する。戦後の中国における政党による政治運営について、具体的な事例をもって検証する。

中国言語書誌研究   2 1・2
担当:陳 力衛

中国言語書誌に関する基本的な知識を教授するとともに、漢籍の日本における受容を問題にし、その受容形式にも目を配り、歴史的にその変遷を辿っていく。一方、日本人の手による日本漢文も研究対象となる。

中国現代文学研究   2 1・2
担当:張 瓊華

中国現代文学の歴史、作品論、作家論の現状について講述し、中国現代文学の諸問題について魯迅、葉聖陶、郁達夫、郭沫若、沈従文、茅盾、巴金、老舎、艾蕪、丁玲、趙樹理、曹禺などの作品を取り上げながら研究する。

中国言語翻訳演習   2 1・2
担当:張 瓊華

中国語翻訳の実際について必要な知識と技能を修得し、具体例に基づいた翻訳の実習を行い、より高度な中国語の運用能力の向上を目的とする。

中国言語通訳演習   2 1・2
担当:張 瓊華

中国語通訳において必要とされる知識と技能を修得するとともに、模擬通訳の実習を通してより高度な中国語の運用能力の向上を趣旨としている。

中国言語表現演習   2 1・2
担当:張 瓊華

日本語から中国語へのより高度な翻訳および自由作文の具体的な解題演習を繰り返すことによって、中国語の幅広い表現力を身につける。

韓国言語文化
科目名 単位数 配当年次
必修 選択
韓国言語文化研究   2 1・2
担当:小林 寛

言語文化を言語活動の背景にある文化事象から捉えて検討する。言語文化を広義に捉えて検討することから、韓国語文献読解および漢文読解を併用する。

韓国語文法研究   2 1・2
担当:金 河守

韓国語の文法の特性を論考する。韓国語の文法を発音と文字、体言と用言、自立語と付属語などの側面から、それぞれの用法の特性を検討する。

韓国語史研究   2 1・2
担当:金 河守

韓国語史を論考し検討する。韓国語の時代的特徴と文法的変遷とを論考の対象として、それぞれの時代の特性によって韓国語の特質を明らかにする。

韓国語音韻研究   2 1・2
担当:金 敬鎬

韓国語の音韻の特性を言語学の面から検討する。韓国語の音韻体系と音韻構造を理解し、日本語の音韻体系との比較を通し、両国語の音韻の相違点と音韻とかかわる表記について考察を行う。

韓国語通訳翻訳研究   2 1・2
担当:金 敬鎬

韓国語と日本語との間の通訳と翻訳とを実践的に行いながら学問的な検証を加える。韓国語と日本語との翻訳・通訳に際しての誤りやすい例文を取り上げ、それが発生する原因と対処法を検討する。

韓国語教育研究   2 1・2
担当:柳 慧政

韓国語教育のために必要な基礎的理論を検討する。また日本語との対照の観点から韓国語の特性を論考し、韓国語教育の際、生じうる諸問題について自ら問題発見とその解決策についても考察する。

韓国語科教材研究   2 1・2
担当:柳 慧政

韓国語教育の際、効果的に教材を利用するために、さまざまな観点から教材を検討し韓国語教材の特徴を把握する。教材開発の観点から、どういう教材や教授法が理想的であるかを考察する。

韓国中世近世文学研究   2 1・2
担当:徐 寅錫

韓国の中世、近世の文学を検証し論考することで、韓国文学の時代的特徴を実証的に明らかにする。韓国と日本の中世および近世文学を比較論的に論考の対象として取り上げ、韓国と日本の文学の特性を明らかにする。

韓国近代文学研究   2 1・2
担当:徐 寅錫

韓国の近代および現代の文学を論考することで、韓国文学の特徴を実証的に明らかにする。韓国と日本の近代および現代の文学を比較論的に論考の対象として取り上げ、韓国・日本それぞれの文学の特性を明らかにする。

韓国語教育研究・実習   2 1・2
担当:柳 慧政

「外国語としての韓国語教育資格」のための実習に向け、実践的な研究を行う。教案作成、教材作成、教授方法、評価方法などを実習し、指導上の問題点についても考察する。

臨地研究
科目名 単位数 配当年次
必修 選択
臨地研究1(短期)   2 1・2

複数の教員が担当。中国語圏あるいは韓国語圏の教育機関または研究機関・企業など、院生の研究テーマに関わる地域に赴き、言語文化調査・言語教育の実習などを行う。短期は60 時間、長期は120 時間の期間を要する。

臨地研究2(長期)   4 1・2

複数の教員が担当。中国語圏あるいは韓国語圏の教育機関または研究機関・企業など、院生の研究テーマに関わる地域に赴き、言語文化調査・言語教育の実習などを行う。短期は60 時間、長期は120 時間の期間を要する。

研究論文指導演習

科目名 単位数 配当年次
必修 選択
研究論文指導演習1 2   1・2

複数の教員が担当。研究論文作成のための演習科目であり、テーマの設定、文献資料の調査について指導教員の助言に基づき研究論文の作成を進める。

研究論文指導演習2 2   1・2

複数の教員が担当。研究論文作成のための演習科目であり、テーマの設定、文献資料の調査について指導教員の助言に基づき研究論文の作成を進める。

研究論文指導演習3   2 2

複数の教員が担当。研究論文作成のための演習科目であり、テーマの設定、文献資料の調査について指導教員の助言に基づき研究論文の作成を進める。

研究論文指導演習4   2 2

複数の教員が担当。研究論文作成のための演習科目であり、テーマの設定、文献資料の調査について指導教員の助言に基づき研究論文の作成を進める。