心理学研究科

臨床心理学専攻 修士課程

Master's Program in Clinical Psychology 新宿キャンパス

カリキュラム

取得できる学位

修士(心理学)

授業科目の概要(2016年度実施内容。2017年度には一部変更の可能性があります)

「臨床心理学基礎科目(必修)」「臨床心理学専門科目」から科目を履修。臨床心理士受験資格取得については、指定科目の履修が必要です。修了要件は30単位以上。

各科目の概要は科目名をクリックしてご確認ください。

注 1) ▲のある科目は、現代心理学専攻の希望者が履修できる開放科目。なお、他研究科からは資格取得に関する場合に限って履修を認めることがある。
注 2) ★は、臨床心理士受験資格取得のための指定科目。A ~ Eはその領域の区分を示す。
<付記> 以下の現代心理学専攻の科目は、臨床心理士受験資格のための指定科目としても認められる。
心理学研究法特論★A 発達心理学特論★B 社会心理学特論★C 家族心理学特論★C 被害者支援心理学特論★C 精神医学特論★D 言語発達の評価と支援★D
臨床心理学基礎科目
科目名 単位数 配当年次
必修 選択
臨床心理学特論A 2   1
担当:田中 勝博

心理療法は、人間がもう1人の人間のことを相互に考え続ける場である。本講座では、心理療法的対話をどのように行っていくのかについて、力動的心理療法の概念およびその関与方法を中心にして、心理療法の基本的知識や技術について、講義と演習を通して学ぶ。

臨床心理学特論B 2   1
担当:沢崎 達夫

臨床心理学の領域で行われてきた実験的、調査的方法による実証的研究論文を輪読し、その方法や内容などを批判的に検討することで、論理的・実証的な思考法と方法論を身につける。

臨床心理面接特論A 2   1
担当:小池 眞規子

個人を対象とした個人面接と集団を対象とした集団面接の2種類を実施するに当たっての方法論、面接プロセスの捉え方などを実践的に学習し、臨床心理面接の各種立場を幅広く理解する。

臨床心理面接特論B 2   1
担当:田中 勝博

心理臨床における描画を媒介にした面接である、芸術療法の中で最もよく使われている絵画療法の関与を演習によって学ぶ。描画表現を共に眺め共に味わう体験を通して自己洞察を深めるとともに、さまざまな状態のクライエントに対応できるように、心理療法における絵画表現を用いた関わり方の修得を図る。

臨床心理査定演習A 2   1
担当:丹 明彦

心理検査バッテリーの組み方から解釈まで心理査定の実際を指導する。知能検査を中心に技術を修得し、報告書の作成、フィードバックの仕方を学ぶ。

臨床心理査定演習B 2   1
担当:渡邉 勉

ロールシャッハ・テスト(片口法)を集中的に学ぶ。テスト体験後、査定ツールとして臨床で活用し、投影法独自の情報をクライエント理解の仮説として言語化できることを目指す。投影法一般に対する誤解を減らすことも狙いである。

臨床心理基礎実習 2   1

複数の教員による集団指導体制。本学心理カウンセリングセンターに来談したケースに対しインテーク(受理)の陪席・面接を行い、心理アセスメントや心理面接の技術を磨き、適切な査定と面接技法の向上を図る。

臨床心理実習 2   2
臨床心理実習(個別SV)

複数の教員による集団指導体制。本学心理カウンセリングセンターや学外の実習関連施設において実際に事例を担当し、インテーク、アセスメント、面接の経過や結果を報告して複数の教員から指導を受ける。

臨床心理学専門科目
科目名 単位数 配当年次
必修 選択
心理統計法特論★A(▲)   2 1・2
担当:福中 公輔

質問紙の作成の仕方から、実施・解析・結果の読み取り・発表までの一連の流れを学習し、修士論文での質問紙研究の方法について理解を深める。

臨床心理学研究法特論★A(▲)   2 1・2
担当:原田 隆之

臨床心理士には、自ら研究を行う能力を有し、最新の研究動向に通じておくことが求められる。そのために必要な科学的研究の方法論について、リサーチクエスチョンの立て方、研究デザイン、データ収集や解析方法、研究の発表方法などを講義と演習形式を交えて学ぶ。

人格心理学特論★B(▲)   2 1・2
担当:渡邉 勉

体系的にパーソナリティについての諸理論を論じるのではなく、特に病蹟学的観点からパーソナリティの成熟に関わるテーマを取り上げて考察・討論し、自他への理解を深める手がかりにする。

生理心理学特論★B(▲)   2 1・2
担当:近藤 保彦

臨床場面で必要となる生理学的知識、中でも電気生理学的測定法(脳波)を中心に学習する。また、学習・記憶、睡眠、生態リズムなど生理心理学の基礎的な知識についても幅広く学習し、考察を深める。

学習心理学特論★B(▲)   2 1・2
担当:髙橋 稔

学習についての基礎的な知識と理論を取り上げる。さらに、これらを臨床へ単純に応用するのではなく、心理臨床の活動で起こる現象を学習の観点から捉え直し、実践的に適用可能な内容として理解を深める。

集団力学特論★C(▲)   2 1・2
担当:高良 聖

臨床現場で用いられる集団心理療法の理論と実際について体験的に学習するとともに、言語的集団心理療法と非言語的集団心理療法の適応をめぐる問題を概観して、グループアプローチに関する基礎的な知識を身につける。

家族カウンセリング特論★C(▲)   2 1・2
担当:宇野 耕司

家族の抱える課題を捉える視点として「家族システム」や「家族ライフサイクル」などの基本的知識を学ぶ。また、家族カウンセリングのプロセスを演習的に学び、その実際を理解する。

犯罪心理学特論★C(▲)   2 1・2
担当:原田 隆之

我が国の司法制度において、心理臨床がどのように関わり、どのような役割を果たしているかを理解する。特に犯罪と非行について、その要因とそれに対する介入法を、具体的な制度や事例に即して学び、実際的な理解を深める。

臨床心理法規・倫理特論★C(▲)   2 1・2
担当:金沢 吉展

臨床心理学の実践や研究などを行う上で注意すべき倫理的・法的側面について、要点を概観することで、臨床心理学の理論や技法をどのような社会的枠組みの中で用いるべきかを考え、社会的信頼を得る方法などを学ぶ。

認知行動療法特論★E   2 1・2
担当:笹川 智子

臨床現場で遭遇するさまざまな心理的問題に対して、認知行動論ではどのような見立てを行い、どのように援助を進めていくのかについて学ぶ。また、演習を通じて、具体的な技法の理解と修得を目指す。

精神薬理学特論★D(▲)   2 1・2
担当:青木 豊(生涯福祉研究科生涯福祉専攻所属)

向精神薬のうち、主としてこころの病に効く薬について、その種類、作用メカニズム、治療効果などを、精神疾患や神経系の基礎知識とともに学ぶ。

医療心理学特論★D(▲)   2 1・2
担当:小池 眞規子

医療・看護領域、特にがん、HIV/AIDS、小児医療、臓器移植医療などの身体疾患における心理臨床について学ぶ。各病期における患者・家族の心理過程やそこに生じる問題を考察し、心理的援助方法の検討を行う。

発達障害臨床心理特論★D(▲)   2 1・2
担当:丹 明彦

発達障害に関する基本的理解から、具体的な支援方法について、講義と演習を通して学ぶ。心理臨床の立場からどのような支援ができるのかについて検討する。

学校臨床心理学特論★E   2 1・2
担当:黒沢 幸子

学校への臨床心理学的援助方法の内容を整理した上で、有効な介入方略を、個別相談、コンサルテーション、心理教育、危機介入、システム構築の5本柱に整理して論考する。実践的姿勢・主体的参加を要する特論とする。

心理療法特論★E   2 1・2
担当:杉本 希映

総合的アプローチの理論をもとに、青年期までに生じやすい精神疾患や心理的問題を取り上げ、見立てから対応までを学ぶ。単一理論にとらわれず有効とされる心理療法の活用ができることを目指す。

臨床心理コミュニティ援助特論★E   2 1・2
担当:小栗 貴弘

コミュニティ心理学の発想・基本的価値観およびそれらに基づいた技法を、心理臨床の実践においてどのように活かして展開するかを理解する。

研究指導
科目名 単位数 配当年次
必修 選択
臨床心理学特別研究 4   2

各受講生の課題内容に適した複数の教員が、個別ないし小集団形式で指導する。担当教員が近時の研究を紹介し、受講生は自己の研究テーマに関わるレポートを提出し、検討することを通じて修士論文の執筆指導を行う。