生涯福祉研究科

Social Work Services

生涯福祉研究科 専攻構成

研究科長メッセージ

さらなる飛躍を目指す方々へ

生涯福祉研究科長
六波羅 詩朗

日本における近年の「社会福祉」は、国際社会の福祉理念の進化の潮流と相まって、法制度など福祉環境も整ってきました。そして、「社会福祉」は、一人の人間が生まれてから「生涯」(ライフサイクル)にわたって遭遇する社会状況と密接に関係した多様な課題に向かい合いながら、学際的な視点で人の幸せを追求する学問です。これからの日本社会は、社会的包摂の理念に基づいて地域で共生社会・幸せを目指す、より成熟した社会になることが求められています。
生涯福祉研究科はこのような社会の背景と要請に応えて、乳幼児期の保育・発達支援から高齢期の介護支援に至る「生涯」を通じ、総合的に社会福祉の現状と課題を学び、幅広く、より高度な専門的な知識と実践を身につけた人材を養成し、社会福祉学修士、保育学修士の学位取得を目指して生まれました。

生涯福祉研究科は、社会状況や福祉現場で働く方のニーズに応えるため進化を始めています。そのため、社会福祉分野と保育分野などの科目のほかに、介護支援、福祉経営の科目も学べるようにしました。また、心理学研究科とリハビリテーション学研究科の授業科目も履修でき、学際的な学びに応えられることも特徴です。最近は、日本の福祉を学ぶ中国や韓国からの留学生も在学し、国際交流の芽も育ってきました。

本研究科では、修士号の取得以外に、臨床発達心理士の受験資格の取得が可能です。
授業の多くは、社会人が働きながら学べる平日18時30分以降と土曜日に設定してあります。修了生は、福祉施設、在宅サービス、子育て支援団体などの中堅幹部・職員、大学教員として活躍しています。
自分自身の「生涯」を切り拓き、豊かにするために、またリカレント(学び直し)として、この生涯福祉研究科で共に学び、さらなる飛躍を目指しませんか。