経営学研究科 経営学専攻

2012年度修士課程修了 博士後期課程3年
(組織人事コンサルタント)

川﨑 昌 さん ※学年は掲載当時(2016年7月)のもの

キャリアアップ 研究・実践 社会人
自律的キャリア管理を経営学から学ぶ

2009年に一般社団法人ヘルシーカンパニー推進協会を立ち上げ、企業に対して従業員の健康増進と組織の活性化を総合的に支援していました。その一環で「キャリア健診」という厚生労働省の委託事業にキャリアコンサルタントとして関わったことをきっかけに、働く人の自律的キャリア形成の重要性に気づくようになりました。そんな中、進学の決め手になったのが、目白大学大学院経営学研究科の教授の著書における個人を視点としたキャリアの自律的管理に関する研究との出会いです。自律的キャリア支援を組織開発や組織論などと併せて捉え、経営学の面から学ぶことに拡がりを感じました。また研究をいち早く実践に活かしたいとの思いから、講義内容、開講の時間帯、職場からのアクセスなどを総合的に考慮し、経営学研究科へ進学しました。

熱心な指導を支えに未知の分野へ挑戦

仕事では経営的観点に基づく提案が必須ですが、経営学への関心はあったものの、会計、財務、法務などの分野はほとんど未経験。しかし先生方の熱心な指導により、次第に理解が深まっていくことを実感できます。とくに各種データの解析や設計については未知の分野でしたが、企業実務への活用を目指して研究できるまでになりました。
修士論文は、従業員のキャリア開発において経営面の効果が明らかになれば、中小企業でもキャリア開発への取り組みが進むのではないかと考え、「自律的キャリア形成支援とその効果」をテーマに執筆。成長期にある中小企業に協力を依頼し、従業員へのインタビューを含む実態調査からキャリア形成支援の方法論を考察しました。修士論文の進捗発表の際に先生方から多くの指導を受けたことは、印象深いです。厳しい指摘もありましたが、その裏には学生の成長を期待する優しさがあり、論文作成に必要な考え方や技術を学べる貴重な経験となりました。

研究を企業実務に応用できる充実感

修士論文を書き上げたことで研究の入り口に立ったと感じ、修了して1年後、さらに研究に取り組みたいと考えて博士後期課程に進学。現在は解析と設計の数理的な方法論を企業におけるキャリア開発や組織開発の事例に適用するため、研究を行っています。研究を進めるうち、企業経営の現状把握、個人と組織の調和に向けたアプローチ、社内施策など、幅広く応用できることが見えてきました。研究を通して新たな知識や視野が拡がる喜びを実感するとともに、研究を企業実務に活かせるという大きな充実感があります。また自分自身の成長や学術界での人脈づくりも、大学院で学ぶ魅力です。