言語文化研究科 英語・英語教育専攻

教授

渡部 祥子 Watanabe Sachiko

渡部ゼミの特色

言語文化研究科英語・英語教育専攻は、国際共通語としての英語を文化と教育の両面から深く研究することを目標としています。英語学や英米文化の学問領域に造詣が深い英語教育の指導者の育成を図ることは、ゼミの目標の一つとなっています。また、本専攻では、学部の科目等履修生として、中学・高校教員の一種免許状取得にむけて履修しつつ、大学院でも同時に専修免許状「英語」(中学校教諭/高等学校教諭)を目指すことが可能で、特色の一つになっています。このように、入学時には一種免許状を持っていなくとも、大学院で研究活動をつづけながら、教員を目指す方を、ゼミでは応援しています。ゼミのテーマとして、英語科教育方法や外国語教授法などをとりあげ、実践的な指導技術の習得および修士論文の作成へとつなげていきます。

現職の教員の皆さんへ ―アクションサーチのすすめ―

私の担当する授業科目は、『研究論文指導演習1・2・3・4』以外に、『英語教授法・授業学研究』と『Material Design for English Education』で、授業では、専門的知識の会得や、先行研究・理論の検討の後に、模擬授業を計画し、実際に教材の作成などを行います。また、昼間に中学・高校で教壇に立ち、夜間に大学院で学ぶ現職の教員の方は、「修士論文」にかえて「研究報告書」の執筆を行うことにより、授業研究を充実させることが可能です。職場で実験的に行っている授業方法や活動の実践に関して研究するアクションリサーチに挑戦してみるのも面白いかと思います。ゼミでは、クラスルームリサーチに関して様々な角度から助言したいと思います。生徒の生の声の分析や実践の記録も含めた「研究報告書」の完成を目指す方、ぜひ参加してください。

魅力的な教材作成をめざして

『Material Design for English Education』は、2名の教員で分担する科目で、後半の授業が私の担当となります。授業では、下記のトピックを取り上げ、教材作成理論と実際のテキストについて検討します。最終目標として、受講生はオリジナル教材の創作をこころみます。

  • Focused Tasks
  • Using Songs in the Classroom
  • Grammar in Context, Grammar Activities
  • Using Literature in the Classroom
  • Web Sites for ELT, Web Sites for Material Design

ゼミでは、実際に教材作成に関する事柄も、論文のテーマとしてとりあげます。たとえば、文学を利用した英語学習の事例研究では、英国の作家Michael Morpurgo著の児童文学Kensuke's Kingdom(1999)を教材として用いた修士論文がゼミ生の手によって発表されました。また、日本の伝統文化を題材として教材作成を試み、事例研究へと発展させた例もあります。下記が教材作成や教材研究に関するテーマで、ゼミ生が発表した修士論文のタイトルです。興味のあるテーマは見つかりましたか。

社会人の皆さんを歓迎します

専攻では、有職者の皆さんがより通学しやすくなるよう、夜間の時間帯の授業科目を増設しました。私のゼミでも毎年、英会話学校講師など有職者の方々が、意欲的に学んでいます。私は、前進の国際交流研究科開講の平成11年度から、十数年、大学院の授業を担当しています。修士論文の主指導も15名以上を数えます。皆さんの興味のある研究を修士論文という形で完成することができるよう、お手伝いすることが喜びです。