外国語学部

中国語学科

Department of Chinese Language Studies 新宿キャンパス

グローバル・ナレッジシリーズ

第20回:「中国ビジネスの現場から」

社会の第一線で活躍する方々を講師としてお招きし、実際のビジネス現場についてお話しいただく外国語学部連続講座「グローバル・ナレッジシリーズ」。2015年度よりスタートし、外国語学部の学生は学科・学年を問わず聴講することができます。
12月15日(木)は、中国語学科・胎中千鶴教授のアレンジのもと、松下幸之助記念財団専務理事の大門成行氏をゲストスピーカーとしてお招きし、「中国ビジネスの現場から」をテーマにお話しいただきました。

  • グローバル・ナレッジシリーズ第20回_1
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大門氏は松下電器産業株式会社(現パナソニック株式会社)に入社後、本社やテレビ事業部門において、経営企画やグローバル戦略企画などを担当。また、中国のテレビ工場および地域統括会社で、約5年間の現地駐在を経験されました。
講義では、まずパナソニックの事業内容や、創業者・松下幸之助氏の理念などをご紹介いただきました。「松下電器は物をつくる前に人をつくる会社である」という松下氏の言葉に、学生たちは感銘を受けた様子でした。続いて、中国とパナソニックの歴史的な関係についても、貴重な映像を交えて説明してくださいました。1978年に、中国副首相・鄧小平氏と松下氏が言葉を交わしたシーンでは、満員の教室からざわめきが。歴史上の人物を、少し身近に感じられたのかもしれません。
海外で働く日本人ビジネスマンに最も求められる資質は、「異文化対応力」と「部下への動機づけ能力」であること、また「この国で働かせてもらっている」という相手国への感謝の気持ちが大切であるという点など、ご自身の中国駐在経験を踏まえた有意義なアドバイスは、どれもメモを取らずにはいられない内容で、あっという間に90分が過ぎてしまいました。講義終了後も、大門氏を囲んで学生たちが熱心に質問している姿が印象的でした。

グローバル・ナレッジシリーズ
「中国ビジネスの現場から」の授業レポート
外国語学部中国語学科 1年 木下 晴香

今回の外国語学部連続講座では、「中国ビジネスの現場から」というテーマで、松下幸之助記念財団専務理事の大門成行さんにご講義をしていただきました。
松下電器産業株式会社(現パナソニック株式会社)に勤務し、中国で約5年間の現地駐在を経験された大門さんのお話は、中国語学科の学生である私にとって、印象に残ることばかりでした。中でも特に印象深かったのは、松下幸之助さんが創業した松下電器のコンセプトが「人をつくる会社」であるということです。技術面だけではなく、社会人としての自覚や社会貢献に対する意識など、すべてを含めた人材の育成に力を入れてきたからこそ、中国をはじめとした多くの国に必要とされるような一流企業になったのではないかと思います。
1978年に訪日した中国の鄧小平副首相は、大阪の松下電器テレビ事業部を訪問し、松下幸之助さんと協力関係の構築を約束しました。日本の経済界にとって、中国の存在がどれほど重要なものなのかを改めて理解するとともに、パナソニックが長年にわたり中国との良好な協力関係を維持してきた道のりは、決して簡単ではなかっただろうと想像できました。
海外で働く際に大切なのは、自分が日本の代表であるという自覚と、相手国のことを良く知った上で相手国の人々から信頼されるようになること、という大門さんのアドバイスはとても勉強になりました。「忍耐」「誠意」「使命感」という3つのキーワードが、中国ビジネスに欠かせないことも学びました。これから中国について本格的に学んでいく私には、大変刺激的で貴重なご講義でした。大門さん、本当にありがとうございました。