「ロッテガム Fit'sの商品開発について」

毎回、有名食品企業の方々を講師としてお招きし、企業現場の貴重なお話をいただく社会情報学科の「フードブランド戦略論」。12月16日(金)の第11回目の講義では、株式会社ロッテ 商品開発部 ブランド担当 ガム企画室 主査 森 若菜氏をお招きし、「ロッテガム Fit'sの商品開発について」をテーマにお話いただきました。
「ロッテガム Fit'sの商品開発について」の受講レポート
社会学部 社会情報学科2年 竹内 千智
今回の講義では、ガム市場においてトップシェアを持つ株式会社ロッテが2009年に発売したガム商品Fit'sについてお話をいただきました。
成長を続けてきたガム市場でしたが、2003年をピークに伸び悩む傾向にあり、その背景には「なんとなく」、「めんどくさい」など、ガムに対する消費者の関心の低下による「ガム離れ」があったそうです。そこで、ガムをあまり食べなくなった人やガムに全く関心がない人を新しく取り込み、ガム市場を拡大させることをFit'sの開発テーマとして設定。好奇心や柔軟性があって将来のガム市場拡大につながる世代である10代後半〜20代前半の若年層をターゲットに、ガムの不満点を洗い出してそれを払拭することを目指したとのこと。「鞄の中でバラバラにならない携帯に便利なパッケージ」、「若年層に好まれる柔らかい食感」、さらに「コミュニケーションツールとしての楽しさ」をコンセプトとした商品開発が進められ、Fit'sが誕生したというお話にとても感銘を受けました。
ソフトな食感を表現した歌とダンスで商品の魅力を楽しく伝えるプロモーション方法や、国内初の抜き出して食べる形態を採用したことで、ユーザーだけでなく周りの人達と楽しみを分け合える「仲間とシェアできるガム」のアピールに成功。テレビ広告の他にも動画を募集して動画再生サイトYou tube上で動画再生数を競い合うダンスコンテストを開催することにより、企業の一方的なものでなく消費者が参加して一緒に楽しむことができるようなキャンペーンを行うことで、大きな話題性を作ることができました。
Fit's はデザインや柔らかさなどで中身の美味しさを伝えているのは勿論のこと、ノンガムユーザーにも時代にフィットしたスタイルで噛む楽しさを伝えていると思います。ガムという身近な食べ物がこんなにも沢山の人達を楽しませてくれるコミュニケーションツールになるのだと学ぶことができました。
これからも沢山の人を楽しませてくれる「お口の恋人」を作っていただきたいです。この度は大変貴重なお話をご講義いただき、どうもありがとうございました。
