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メディア表現学科・メディア学科がトークイベント「テクノロジーが拡張する未来」を開催しました

トークイベントの様子(写真左より遠藤雅伸氏、深澤研氏、桟義雄氏、佐々木智也氏、馬場一幸専任講師)

6月19日(火)、目白大学新宿キャンパス研心館にて第21回文化庁メディア芸術祭受賞作品の関連イベントとしてトークイベント「テクノロジーが拡張する未来」(文化庁メディア芸術祭、本学社会学部メディア表現学科、メディア学部メディア学科共催)が開催されました。

最初に紹介された深澤 研氏のエンターテインメント部門審査委員会推薦作品"Magic-Reality: Corridor"は、廃墟の洋館を歩き、クリーチャーやゴーストを退治するVRホラーアトラクションゲームです。実際に歩かなければストーリーが展開しない点や、ゲームプレイ環境の壁や床をクロマキーにすることで、腕などのプレイヤー自身の身体をゲーム内で認識可能にした点が本作品の特徴です。
桟 義雄氏のエンターテインメント部門審査委員会推薦作品"VR Real Data Baseball"では、独自開発されたミットとバットを使用して、データから再現されたプロ野球投手の投球を打ち返したり捕球したりする体験ができます。「煙が出る魔球も作ってみた」と魔球の映像を見せ、会場を沸かせました。「(新聞で)読む→(ラジオで)聴く→(テレビで)観る」と変化してきた野球の楽しみ方を「野球体験そのもの」へとアップデートすることが目標だそうです。
次に佐々木 智也氏のエンターテインメント部門新人賞受賞"Meta Limbs"が紹介されました。「腕がもう1本ほしい」という着想から制作された本コンテンツは、「自身が動かしている義手」という発想のもと、足先にマーカーを装着して、その足を動かすことで第3の腕を操作します。筋肉の電気信号を使って義手を動かすなどの試行錯誤の末に行き着いた解決策だそうです。
最後に、本学教員の馬場 一幸専任講師からは、退蔵小型フィルムの再生について研究発表がありました。古くなり劣化したフィルムを破損せずに、簡易にデジタル化できる機器の開発に成功した馬場専任講師は、その機器でデジタル化した映像を上映し、退蔵フィルムの重要さを来場者に再認識させました。
モデレーターの遠藤雅伸氏(東京工芸大学教授)が「今後は、触覚や嗅覚など他の五感も用い、新しいVR世界が切り開かれることに期待したい」と述べて、本イベントの締めくくりとなりました。

(文責:メディア学科助手 溝口紗耶)

メディア表現学科・メディア学科がメディア芸術祭受賞作品展関連のトークイベントを共催します

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