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応援にきたゼミ生たちと発表する学生たち(茨城ステージ)
9月18日(水)と20日(金)に、社会学部メディア表現学科(2018年4月にメディア学部メディア学科に改組)の牛山ゼミが「大学生観光まちづくりコンテスト2019」の本選ポスターセッションに出場しました。 「大学生観光まちづくりコンテスト」とは、大学生がフィールドワークなどを通じて調査・分析を行い、新しい観光まちづくりのアイデアの提案を競い合うコンテストです。2011年から毎年開催されており、参加チームは年々増加しています。
今年度は、「茨城」「北陸」「長崎のしま」「訪日インバウンド」「関東RiverCycRing」の5つのステージが開催されました。 牛山ゼミは、茨城ステージ、訪日インバウンドステージ、関東RiverCycRingステージに、3つのチームに分かれてエントリー。そのうち2チームが本選のポスターセッションに選出されました。
茨城ステージのポスターセッションに選出された「チームメジらき」(4名)のテーマは、「Make Up #NEO茨城」。観光入込客数が少ない県南地域に着目し、茨城県を模した小さな茨城(#NEO茨城)を考案しました。 観光客のみならず地域住民にその魅力を再発見してもらうことを目的に、現地でのフィールドワークを元に、地域の歴史や伝統的なお祭りを核とした周遊プランを企画。さらに、メディア表現学科で学んできた知識を活用し、伝統的な提灯とドローンなどの最新技術を融合させることでSNSでの情報発信を促す企画も提案しました。
関東RiverCycRingステージのポスターセッションに選出された「チームペダル」(3名)のテーマは、「よく学び、よく遊ぶNODA」。千葉県野田市役所への2回のヒアリングを元に、リピーターの増加と、サイクリングを市内へ周遊するきっかけを作ることを目的とした2つのプランを企画しました。
親子で楽しめるように、デジタルスタンプを使い市内の名所を周遊するサイクルラリーと、ラン・バイク・野田市クイズの3つで順位を競い合うトライアスロンを提案し、駅広告などを活用したPR方法についても具体的な提案を行いました。 残念ながらポスターセッション賞を受賞することはできませんでしたが、会場に集まった聴衆に向けて、それぞれ工夫を凝らしたプレゼンテーションを行いました。
学生にとっては、初めての経験ばかりでしたが、実際に現地に何度も足を運ぶ中で、メディア表現学科での学びをどのように社会で生かせるのか考える機会となりました。
参加した学生たちの感想をご紹介します。
- 実際に現地調査に行き、取材を通して地域の人たちのニーズを知る。茨城県まで行くことは大変でしたが、普段の生活では触れられないようなことにも触れることができたので、地域づくり、まちづくりに対する視野がさらに広がったと思います。
- 茨城県の現状を様々な点から調査・分析し、課題を発見する力を身につけることができた。
- 初めてここまで大きなプロジェクトに挑んだが、「まちづくりってなに?」から始まり、いろいろ考えプランを完成させることができてよかった。
- 企画側の意図や想いだけでなく、そのプランをよりよくするには参加者の立場に立ってみて考える姿勢が大切だと思った。
- 企画立案は、たわいない会話の中から生まれるひらめきが、より面白く楽しそうな企画へと繋がることがあるということを学んだ。
- プロジェクトをチームで進めるノウハウを蓄積することができた。
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ポスターセッション会場の様子(茨城ステージ) -
発表ギリギリまでリハーサルを繰り返す学生たち(茨城ステージ) -
ポスターセッション発表を行う学生たち(関東RiverCycRingステージ) -
ポスターセッションの内容(関東RiverCycRingステージ)