メディア学部

メディア学科

Department of Media Studies 新宿キャンパス

学科からのお知らせ

  • メディア学科
  • 学科からのお知らせ
  • 新宿
  • イベントは終了しました
  • Tags : 大学トップ, 学園トップ

メディア学科が共催した「コンテンツ文化史学会2019年度大会」が行われました

12月14日(土)と15日(日)の2日間、メディア学部メディア学科が共催した「コンテンツ文化史学会2019年度大会 史実のトキワ荘とコンテンツとしての「トキワ荘」~現在進行形の神話として」が、研心館ホールで開催されました。
トキワ荘は、1953年に入居した手塚治虫をはじめとして、藤子不二雄(藤子不二雄A/藤子・F・不二雄)、石ノ森章太郎、赤塚不二夫など、日本のマンガ・アニメ隆盛の礎を築いたマンガ家たちが青春時代・下積み時代を過ごした椎名町(現・南長崎)のアパートです。老朽化のため1982年に解体されましたが、トキワ荘に関わる「地域の記憶」を継承しようと、これまでもさまざまな取り組みが行われてきました。本学も2017年2月に「としま南長崎トキワ荘協働プロジェクト協議会」と産学連携協定を締結し、アートイベント「夢の虹」などの連携事業を行っています。そして、2020年3月にはトキワ荘の復元施設である「豊島区立トキワ荘マンガミュージアム」の開館が予定されていることもあり、関連事業のさらなる盛り上がりが期待されています。

こうした状況をふまえ、14日(土)の大会シンポジウム「史実のトキワ荘とコンテンツとしての「トキワ荘」」では、人間学部子ども学科の山中智省専任講師による趣旨説明の後、トキワ荘の聖地としてのイメージがどのように形成されてきたのかを多角的な視野から検討するため、複数のテーマ報告が行われました。まず「コンテンツとしての「トキワ荘」」については、メディア学科の鷲谷正史准教授と、「としま南長崎トキワ荘協働プロジェクト協議会」の小出幹雄氏から、産学それぞれの立場からこれまでの取り組みと現状の報告が行われました。続いて「史実のトキワ荘」をめぐり、手塚治虫の元編集者でもあった作家・マンガ原作者の橋本一郎氏から、トキワ荘が現存していた当時の様子をお話しいただきました。その後のパネルディスカッションでは、各報告者と会場からさまざまな意見・提案が出され、トキワ荘の過去・現在・未来を考える上で重要な議論が展開されました。さらに15日(日)のエクスカーションでは、トキワ荘の跡地に設置されたモニュメント、「豊島区立トキワ荘マンガミュージアム」の建設現場、寺田ヒロオの仕事場が再現されている「トキワ荘通りお休み処」、赤塚不二夫が新婚当時住んでいた「紫雲荘」などを実際に見学し、「マンガの聖地」の現状について理解を深めました。

  • パネルディスカッション
  • 予稿集
  • 建設中のトキワ荘復元施設
  • トキワ荘通りお休み処