11月15日(金)、メディア学部メディア学科の専門教育科目「放送論」において、株式会社エフエム東京編成制作局専任局長/報道・情報センター部長の石井育子氏をお招きし、ゲスト講義を行いました。
今回の授業では、「ラジオ概論 音声メディアの現在と未来」というテーマでご講演いただきました。石井氏は営業推進部でのCM制作や、事業開発部での出版事業担当などを経て、現在は、ニュース枠ほか報道関連の統括を務めていらっしゃいます。
講義では、まず、ラジオの産業構造や特性をご説明いただいた後、「テレビ−画像=ラジオ」なのか、という問題提起のもと、エフエム東京で実際に放送されている番組を事例に、生放送や収録番組での制作方法の違いやラジオ番組の強みなどをお話しいただきました。また、東日本大震災発生時の震災報道について、刻々と変化する状況の中で、ラジオがどのように対応したのか、石井氏が実際に番組に関わった経験をもとに詳しくお話しいただきました。
講義終了後には質疑応答の時間も設けられ、「ラジオパーソナリティーはどのように選ばれるのか」「音声を主とするメディアでできることは何か」など、学生からのさまざまな質問にお答えいただきました。
実際に放送の現場で働く方のお話を聞くことで、メディア学部の学生にとってラジオの可能性について考える貴重な学びの機会となりました。
-
講義の様子 -
講師の石井育子氏