11月22日(金)に開かれた留学生会主催の「餃子パーティー」で、外国語学部日本語・日本語教育学科の河野ゼミの3年生が中心となって考案・調理した「多文化共生なべ」3品が披露され、参加者による試食が行われました。
河野ゼミでは毎年ゼミ生が主体となって、多文化共生をキーワードとしたゼミプロジェクトを行っていますが、今年はさまざまな文化を出自とする食材を使い、「個性ある調和」をイメージした鍋料理を提供しようということで、沖縄のイカ汁をベースに韓国のデンジャン味噌とスンデ(豚の腸詰)などを入れたもの、中国の火鍋ベースにインドネシアのビーンペイスト、チーズを加えマイルドに仕上げたもの、タイのトムヤムクンにトマト、リンゴを加え欧風仕立てにしたものという、3種類の鍋をつくりました。
参加者にはどれも「餃子に合う」と好評で、いずれも大鍋がほぼ空になりました。
今年の河野ゼミは、留学生が多く、発表に至るまでには、構想についての話し合い、具材の買い出しや試作と、メンバー同士のさまざまな共同作業が必要でした。
メンバーたちは、出身文化の枠を超えたチームでの取り組みを通じ、多文化間協働の難しさと手応えを身体で感じ取れたのではないかと思います。
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イカ汁ベース -
火鍋ベース -
トムヤムクンベース