学部・学科
Faculty保健医療学部
理学療法学科
Department of Physical Therapy さいたま岩槻キャンパス実習について
緊張感のある
実践的な試験で技術を磨く
実習のステップ
基礎的な知識から実践的な技術の習得まで、さまざまな実習を通して理学療法士に必要なスキルを学んでいきます。
- 1年次
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現場を知り将来の目標を定める
理学療法士となるために必要な基礎科目である生理学、解剖学を中心に専門基礎科目について学びます。
- 病院・施設見学
春学期
医療施設を見学し、チーム医療やリハビリテーションの意義などを現場で学習します。
- 2年次
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実習先で基本的な技術を実践する
整形外科学や内科学などについて学び、理学療法の対象となる疾患についての基礎的な知識を養います。
- 基礎実習
8月上旬〈1週間〉
近隣地域の病院・施設で1週間の実習を行います。基本的技術の実践や、コミュニケーション能力を養成します。
OSCE(客観的臨床能力試験)実施
- 3年次
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症例ごとの問題を解決することを目指す
各種の疾患について、理学療法をどのように行うかを、講義や実践を交えながら専門的に学習していきます。
- 評価実習
2月〈4週間〉
病院や施設で4週間実習を行い、実習終了後は症例報告のレジュメを提出。症例報告会でそれらを検討します。
OSCE(客観的臨床能力試験)実施
- 4年次
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治療技術と問題解決に関する実践力を高める
臨床の現場で実践的な技術、知識を習得することにより、理学療法士として必要な技術を磨いていきます。
- 総合実習Ⅰ・Ⅱ
4〜10月〈2施設で計14週間〉
2施設での、各7週間の実習を通して、判断力や実践的な治療技術、問題解決能力を習得していきます。
PICK UP!
OSCE(オスキー)...客観的臨床能力試験

実際の現場に即した試験で
学生の臨床能力を伸ばす
OSCE(客観的臨床能力試験)とは、運動器系、中枢神経系といった具体的な疾患を想定した模擬患者に対して、学生が実際の理学療法の現場と同じように実技を行う試験です。本番さながらの緊張感の中、評価者である指導教員の指示の下に一連のセッションが行われます。セッション終了後には、模擬患者と評価者からコメントが伝えられます。限られた時間の中で具体的な症例に基づき、患者さんにとってベストな方法を実践することにより、優れた臨床能力を身につけることができます。
体験者の声
緊張した場面での実力を把握でき次の課題が明確になります
OSCEは、これまで学んできた座学と演習の集大成といえる試験です。試験直前まで、友人や先輩との練習で正しい手技や検査の流れを何度も確認。理学療法士として働く卒業生が模擬患者役として協力してくださり、臨床現場がリアルに再現され、緊張感も高まります。試験後は「患者さんと目を合わせ安心感を与えられるように」など臨床に即したコメントを先生からいただけたことで、次の課題が明確になりました。