人間学部児童教育学科の田尻信壹教授が分担執筆した『高校社会「歴史総合」の授業を創る』が刊行されました。
本書は、平成30（2018）年３月に告示された高等学校学習指導要領の地理歴史科新科目「歴史総合」の授業づくりの方法を展望したもので、大学・国立教育政策研究所・大学入試センター所属の研究者と高校の歴史教師、20名が執筆しています。本書では、「世界と日本の歴史を融合する」視点と方法、「見方・考え方」の視点からの授業デザインが理論と実践の両面から提案されています。
田尻教授は、「『主体的・対話的で深い学び』の視点からの歴史授業デザイン」を執筆しました。同論文では、アクティブ・ラーニングが目指す探究学習の明確化と可視化を達成するための方法として、「改訂版ブルーム・タキソノミー（ブルームの目標分類学）」の活用を提案しています。そして、コンピテンシー・ベースに基づく歴史授業の開発のための具体的な手立てを示しています。
『高校社会「歴史総合」の授業を創る』
編著者：原田智仁
発 行：明治図書
発行日：2019年12月