人間学部

児童教育学科

Department of Childhood Education and Welfare 新宿キャンパス

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児童教育学科「教育実習Ⅱ」で障がい者スポーツへの理解を深めました

  • 車椅子バスケに使う車椅子の特徴について知りました。
    競技用車椅子の特徴について
  • フライングディスクに挑戦しました。
    フライングディスクに挑戦

児童教育学科・教職必修科目「教育実習Ⅱ」では、介護等体験としておもに社会福祉施設や特別支援学校での7日間の実習を行います。6月10日(土)、障害に対する理解を深めることを目的として、障がい者スポーツの講義と実技を行いました。

「障がい者スポーツへの理解を深める(教育実習Ⅱ)」授業レポート
人間学部児童教育学科 3年 矢島 圭人

今回、全国障害者総合福祉センターの廣田清志氏に、障がい者スポーツの講義と実技のご指導をいただきました。講義では、障がい者施策の変遷やその歴史、また2020年東京パラリンピックに向けての課題などをお話いただき、障がい者スポーツへの理解を深めました。
実技では、ボッチャ、フライングディスク、障がい者スポーツ専用の車椅子の使い方を体験させてもらいました。ボッチャは、まず「ジャックボール」と呼ばれる白いボール(目標球)を投げ、次に青・赤それぞれ6球ずつのボールを投げたり、転がしたり、他のボールに当てたりして、いかに「ジャックボール」に近づけるかを競う競技で、重度脳神経麻痺者なども楽しめるように考案され、パラリンピックの正式種目にもなっています。フライングディスクでは、視覚障がいのある競技者と同様に目をつぶり、的の場所を音で知らせてもらってディスクで狙う体験をしました。
私はスポーツが好きですが、障がい者スポーツにはこれまで触れる機会がありませんでした。今回の授業を通して、スポーツによって自分の限界を越えようとしている障がいのある方々がいること、彼らは私たちが思っている以上に前向きに人生を楽しもうとしていることに気づきました。私自身、障がい者は何事に対しても消極的とのイメージを持っていたわけではありませんが、そのようなイメージを持つ人もまだまだ多いかもしれません。
自分が教員になったときには、子どもたちに、障害の有無に関わらずスポーツを通し毎日を楽しんで過ごしている方々がいるということを教えたいし、共に何かを楽しむことを通して、自分とは異なる背景をもつ人々への理解を深めるような授業ができたらと考えています。