人間学部

児童教育学科

Department of Childhood Education and Welfare 新宿キャンパス

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児童教育学科「わらべ歌と伝統的音楽」で能をはじめとする日本の伝統を学びました

約12㎏ある能装束の着付けは大変!みんな興味津々

6月29日(木)・7月6日(木)に、人間学部児童教育学科の選択科目「わらべ歌と伝統的音楽」にて、観世流シテ方橋岡伸明師をお招きし、能をはじめとする日本の伝統文化について学びました。
2日間とも、研心館ホールの舞台を使っての授業で、まずは橋岡師による舞と謡を鑑賞しました。なぎなたを使ってのアクロバティックな動きを伴うものは、その迫力に魅せられました。
また、橋岡師自ら学生に「能装束の着付け」をしてくださいました。能装束は総重量約12㎏もあり、何枚もの着物の着付けをするのにはとても時間がかかりました。しかし、最後に頭(かしら)と能面を付けると、まるで別人のような佇まいになり、その幽玄さを直に感じることができました。その他、何百年も前の貴重な小鼓や能面に触れるなど、博物館でもできない体験をすることができました。
さらに、橋岡師は能だけでなく、お茶についても2日間にわたって実演的に茶釜や手作りの羊羹などを持参して、教えてくださいました。お茶席での食事のマナーについては、学生たちもほとんど知らない内容でした。

この2日間で、日本の伝統的な文化や作法を、能とお茶を通して学ぶことができました。橋岡師のお話は、師の熱意が伝わる一方で、大変親しみやすく、学生たちはすぐに虜になってしまいました。
「わらべ歌と伝統的音楽」は、小学校の教員を目指す学生たちが、日本の伝統文化に対する知識と経験を増やして、世界に出て行くことを目的とした授業です。橋岡師に来ていただき、本物をより身近に感じることで、我が国の伝統を受け止め、継承・発展させることを考える良い経験になりました。

  • お茶席の様子
    お茶席での食事のマナーを学びました
  • なぎなたを使った舞
    なぎなたを使った橋岡師の舞と謡
  • お抹茶をいただく様子
    お抹茶をたてて、おいしくいただきました