
12月9日(土)、新宿キャンパスの佐藤重遠記念館において、毎年恒例の子ども学科特別行事「まみむめめじろ かきくけこども」(劇「えがおいっぱい」)を開催しました。一般の観覧希望者に加え、近隣の幼稚園・保育所の子どもたちを招き、午前と午後1回ずつ公演を実施しました。
この催しは、子ども学科の学生が日ごろの授業・実習の成果を「劇」の形で披露するもので、今年で13回目を迎えました。脚本、演技、舞台の大道具、小道具、衣装の制作、音響・照明担当、主題歌や音楽全般の作成と演奏、ダンス発表など、劇に関わるすべてを学生たちが手がけるほか、公演会場の館内装飾から当日の来客の誘導・司会進行も担当します。何もかも学生たちの手作りで、学科の学びである「音」「美」「体」を集結させた総合芸術です。
当日は、近隣の幼稚園・保育所の子どもたちや本学学生、卒業生など1,000名を超える多くの来場者がありました。劇発表はさまざまな楽器によって奏でられるメロディーに合わせて、創作による物語が繰り広げられます。役を演じる学生に元気よく声をかけたり、客席で思わず一緒に歌ったり踊ったりしている子どもたちのかわいらしい様子も見られ、会場は終始楽しい雰囲気に包まれました。
学生たちは数か月前からこの日のために練習や制作に多くの時間を費やし、満足のいく最高の公演ができるまで一生懸命準備を重ねてきました。子どもたちを喜ばせるための工夫を考えること、仲間と協力することの大切さなど、将来の保育現場で欠かすことのできない姿勢を改めて学ぶことができました。
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早朝から館内装飾の最後の仕上げ -
受付は大盛況 -
開場前に子ども学科全員で円陣を組みました -
体育班が役者とともにダンスを披露 -
1部・2部とも記念館には、たくさんの観客 -
役になりきって最後のごあいさつ