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人間学部子ども学科の山中智省専任講師が、3月28日に発売された『ユリイカ』2019年4月号（青土社）の「特集＝上遠野浩平」に、論考「電撃文庫の『ブギーポップ』って、何がそんなにすごいんですか？」を寄稿しました。
本稿において山中専任講師は、上遠野浩平『ブギーポップは笑わない』（電撃文庫、1998年）の登場が若年層向けエンターテインメント小説／ライトノベルの世界に与えたインパクトの様相を、発刊間もない頃の同時代評などをもとに解説しています。
また、上遠野浩平を輩出した公募新人賞「電撃ゲーム小説大賞（現：電撃小説大賞）」や、現在ではライトノベルの有力レーベルとして知られている電撃文庫の特性に焦点を当てながら、『ブギーポップは笑わない』の登場背景を探るとともに、この古典的名作が今再び、我々の現前に浮かび上がってきた意義についても検討しています。

『ユリイカ』2019年4月号 「特集＝上遠野浩平」
発行：青土社
発行年月：2019年3月