7月19日(木)、福祉領域の心理的援助を学ぶ専門教育科目「カウンセリング領域特講4(福祉)」(担当:宇野耕司専任講師)で、本学科の卒業生であり、現在、児童養護施設ゆりかご園に勤めている鈴木信彦氏(児童指導員)をお招きし、特別講義を実施しました。
鈴木氏には「児童養護施設の役割」をテーマに、虐待を受けた子どもたちへの生活支援のポイント、援助者としてかかわるコツ、援助者のバーンアウト(燃え尽き)や喜び・満足など、豊富な実践経験を交えながらお話しいただきました。以下、受講した学生の声を一部ご紹介いたします。
受講した学生たちの声(一部抜粋)
- 子どもとふれあう経験が少ないので、子どもの特徴や個性を理解するのが難しそうだと思いました。親といっしょに暮らせないストレスへのサポートが大切なのだと思いました。
- 子どもたちが生きたいと思うこと、生きていてよいと自分を肯定できるように、認めてあげる、褒めてあげることが何より大切だと思いました。
- 18歳で「覚悟」して後ろ盾のない不安の中で社会に立ち向かわなければならない子どもがいる現実が重くのしかかるようでした。
- 仕事のモチベーションは「子どもの笑顔」があるからと「やりたいこと」だからという言葉に、鈴木先生の強い責任感が現れていると感じました。
- 施設職員として精神のすり減りなどがある中で、児童の成長を助けていることを尊敬します。