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地域社会学科の飛田ゼミと戸田市環境課との共催による講演会が開催されました

講演会のチラシ
講演会のチラシ

10月14日(土)、戸田市上戸田地域交流センター「あいパル」で、社会学部地域社会学科の飛田ゼミと戸田市環境課との共催による講演会「私たちの選択が未来を変える ~幸せをもたらすエシカルな暮らしのすすめ~ 」が開催されました。
「エシカル」とは、人・社会・地球環境・地域に思いやりのある(倫理的な)お金の使い方や暮らし方のことを言います。東日本大震災以降、いまエシカルな消費行動やライフスタイルへの関心が、行政、企業、消費者、教育機関に広まりつつあり、とくに若者や女性から注目され支持されています。

本講演会では、まず基調講演として、TBS系「世界ふしぎ発見!」のミステリーハンターとしても活躍したことがある、一般社団法人エシカル協会代表理事の末吉里花氏より、エシカルとはなにか、なぜエシカルが必要なのか、生活の中でどう取り入れていったらよいかなど、分かりやすい事例とともにご説明をいただいたあと、飛田ゼミから代表して学生4名による研究発表がありました。
テーマは、エシカルファッションやアイテム、応援消費や社会貢献、フェアトレードやオーガニック、エシカルビジネスやブランドなど、学生たちが各自関心のあるところから研究し、その成果報告としてのプレゼンテーションを行いました。

最後に地域社会学科の飛田満教授の司会により、末吉氏と学生4名のパネルトークがおこなわれ、さらにフロアの参加者も巻き込んでエシカル消費やエシカルライフについて議論を深めました。末吉氏からは、現地の人たちがどんな生活を送っているかを想像してみることの大切さや、できればインタビューなどで現地の人たちの声を聞くことの大切さについてアドバイスがありました。学生たちからは、エシカル商品をどう広めていったらよいか、エシカルライフをどのように実践しているか、どんなブランドに注目しているか、どんな手段で情報発信をおこなっているかなど、積極的に質問が出されました。
講演会会場前のロビーでは、エシカルをテーマにした学生たちによる研究成果のパネル展示やエシカル商品の見本展示をする「エシカルコーナー」が開設され、パネルを使ったアンケートやカード形式のクイズなどの多様なコミュニケーション・ツールを使って来場者の方々にエシカル消費の考え方と実践例を紹介し、「分かりやすい」とお褒めの言葉をいただいていました。

世界中で多くのモノが消費されていく現代で、それらがだれによってどんなところでどのようにして作られたのか、生産者と消費者との間に立ちはだかる壁の向こうに意識を向けること、すなわち「問題をそれとして認識することからすべてが始まる」という末吉氏のメッセージは学生たちにもしっかりと伝わったようでした。

  • パネルトークの様子
  • 学生の研究発表
  • エシカルコーナー