7月12日(木)、社会学部メディア表現学科の専門教育科目「音とメディア」にてゲスト講義を実施しました。今回は10年以上にわたり音楽業界を取材し、音楽雑誌やWebメディアなどで幅広く記事を執筆している音楽ジャーナリストの柴那典(しば とものり)氏をお迎えして、音楽業界の現状についてお話しいただきました。
音楽業界はCDなどパッケージメディアの販売を中心としたビジネスモデルから、ライブイベントを中心としたモデルへ、さらにはSpotifyやApple Music、YouTubeなどのストリーミングメディアを通して利益を上げる構造へと、急激な変化に直面しています。ストリーミングメディアでは再生回数に応じて広告収入の配分が決まるため、世界中の人々に何度も聴 いてもらうことがヒットの基準になりつつあるという話に、受講生は熱心に耳を傾けていました。
また講義後の質疑応答では、ライブチケットの転売問題をはじめ、学生たちの身近なところで起きているさまざまな問題が提起され、活発な議論が行われました。
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講義中の様子 -
今回の講師・柴那典氏