ファッション企業の方を講師としてお招きし、ブランド戦略について講演していただく「現代の社会1(ファッションブランド戦略論)」。
4月19日(金)の講義では、「MAJESTIC LEGON」「Le.coeur blanc」「Perle Peche」など、女性に人気のブランドを複数展開する株式会社シティーヒル 常務取締役 兼 ブランド本部 本部長 山下豊浩氏と、ブランド本部 MAJESTIC LEGON事業部 事業部長 弘利圭子氏にお越しいただき、「MAJESTIC LEGONのブランド戦略」をテーマにお話しいただきました。
「MAJESTIC LEGONのブランド戦略」の授業レポート
昨今のファッション業界は時代とともに大きく変化を遂げています。山下氏と弘利氏からは、それらの現状をふまえて「今後もお客さまから支持されるブランドで在り続けるためには」という命題について、理論的側面からご説明いただきました。
その中でもMAJESTIC LEGONはブランドコンセプトを重視した戦略を行っています。同ブランドは「Lady in the next stage」というあこがれスタイルを実現できるリアルクローズをコンセプトとしているそうです。
今回はこれらのコンセプトを体現するためのマーケティング戦略として「3C分析」「STP」「4P」のフレームワークに当てはめてご説明いただきました。同社ではMAJESTIC LEGONのブランドコンセプトに基づき10代後半から20代前半の女性にターゲットを絞っているそうです。その上で自社の強みを見極めてポジショニングを行い、同ブランドの掲げる「オトナカワイイ」ワードローブを提案することで、競合他社との差別化を行っていることをお話しいただきました。
これまで私は単なる顧客の立場でブランドを見ていましたが、今回、実際に現場の第一線で活躍されている方からブランドのコンセプトや戦略をお聞きすることで、実際に授業で学んできたマーケティングの理論がいかに連動しているのかを実感する機会となりました。周囲の受講生も熱心にお二人のお話に聞き入っている様子が見て取れました。講義の最後には学生からの質問にも丁寧に回答いただき、次回以降の講義への関心がさらに深まりました。
この度はお忙しい中、貴重なお時間をありがとうございました。
(社会情報学科3年 倉持彩美)