ファッション企業の方を講師としてお招きし、ブランド戦略について講演していただく「現代の社会1(ファッションブランド戦略論)」。 7月5日(金)の講義では、雑誌編集者・美容ライターとしてもご活躍されている、本学短期大学部の梅野利奈非常勤講師にお越しいただき、「コスメの新ブランド企画」をテーマにお話しいただきました。
"コスメの新ブランド企画~失敗から学ぶ「売れるブランド」とは~"の授業レポート
現在、化粧品業界はグローバル化によって市場規模が拡大しており、日本の化粧品は海外、特にアジアで急成長を遂げています。また、「化粧品を作りたい・売りたい」と進出するメーカーが増え、大企業のみならず中小混在する業界へ変化しているそうです。
では、売れるコスメブランドの条件とはいったい何なのでしょうか。そのカギになるのは「マーケティングプロセス」です。マーケティングの重要な要素のひとつとして、顧客が満足できる価値を創り出し、競争を勝ち抜く一連の活動があります。そのプロセスにおいて顧客が満足する商品を生み出すためには、分析フレームワークを用いた戦略が不可欠だそうです。
講義では特に「3C分析」「SWOT分析」について解説してくださいました。これらの分析をふまえターゲットを明確化することで、購買層に響くデザインやキャッチコピーを考えることができるというエピソードを、身近な事例を使いながらわかりやすく説明していただきました。
また、就職活動のための自己分析を3C、SWOTを使いながら考えるという機会もあり、勉強だけでなく、就活などあらゆる場面で役立つことが実感できました。
(社会情報学科3年 小池夏実)