施設・医療機器の紹介

耳・鼻・のどの検査
きこえの検査
めまい・ふらつきの検査

授乳スペース

授乳スペースをご用意しています。

  • 授乳スペース
    授乳スペース
  • カーテン
    カーテンで仕切れます
  • 診察室
    診察室:お子様が怖がらないよう工夫しています

①NBI電子スコープ

NBI電気スコープ

NBI(Narrow band imaging)内視鏡検査は、咽喉頭部の微小ながんの発見に有用です。
先端に小さなカメラが付いたスコープを耳や鼻・のどの奥(下咽頭・咽頭)まで入れ、内部を観察します。内部の映像は後部モニターに映し出され、自分の症状を確認しながら説明を受けることができます。
※鼻とのどの観察では鼻に麻酔(キシロカイン)をスプレーします。キシロカインにアレルギーのある方は必ず申告してください。

②コンビームCT

コンビームCT

耳(中耳炎、内耳奇形)や鼻(副鼻腔炎)の中の様子を調べるためにCT検査を行います。当院のCTは耳、鼻の骨の状態を詳しく見るのに適しており、放射線の被曝量も少なく胸のレントゲン撮影と同程度です(脳や頸部(首の腫れ)の撮影はできません)。
椅子に座った状態で撮影しますので、ひとりで30秒ほどじっと座っていられる小学校中学年以上から撮影できます。
撮影と結果の説明は診察時に即日行います。

③X線透視システム(えん下外来)予約の検査

X線透視システム

耳鼻咽喉科ではX線透視システムを当クリニックでは利用することができます。透視検査でえん下の様子をを観察できます。
通常は、バリウムを飲用しえん下状況や胃を検査します。フィルムレスなので、他病院へもUSBで携帯が可能です 。

④聴力検査

どのくらい小さな音が聞こえるか(閾値)を、低音から高音まで周波数ごとに測定します。
障害の部位により伝音難聴、混合性難聴、感音難聴の判定ができる大切な検査です。

  • 聴力検査
  • グラフ

⑤ティンパノメトリー検査

ティンパノメトリー検査

鼓膜の動きを見る検査です。
中耳炎などでは鼓膜の動きが悪くなります。乳幼児でも簡単に検査できます。

検査の詳細についてはこちら

⑥耳管機能検査

耳管は鼓膜の奥にある中耳腔と鼻をつないでいます。飛行機の上昇・下降時、トンネルに入った時、山に登った時などに耳がふさがった感じになるときがあります。
鼓膜が内側や外側に押し出された状態になり、つばを飲み込んだり(嚥下)、あくびをすると症状が改善されます。つばを飲み込むと閉じている耳管が開き、鼓膜内外の圧が同じになり鼓膜の位置が正常になります。
耳管機能検査は耳管の開閉能力(機能)を検査します。耳管が開きにくい耳管狭窄症や閉じているはずの耳管が開いたままになっている耳管開放症などの鑑別に役立ちます。

  • 耳管機能検査
  • 聴力図

⑦乳幼児聴力検査 原則 予約の検査

乳幼児聴力検査

どれくらい小さい音に反応するか検査します。お子さんの年齢や発達に応じて、方法を工夫しながら実施しています。
0歳代のお子さんより検査をすることができます。

⑧耳音響放射(OAE)

耳音響放射(OAE)

内耳の働きを検査します。乳幼児ではABRやASSRなどと組み合わせて検査すると、難聴を判定するのに役立ちます。
検査時間は短く、睡眠下の必要はありません。

⑨ABR(聴性脳幹反応検査機器) 予約の検査

ABR

脳波で聴力の精密検査をします。
聞こえているか否かを言葉で伝達できない新生児や乳幼児などの聴覚検査に用いられます。電極を付け、音に対する脳幹の反応度を測定します。
乳幼児は睡眠導入剤で眠らせて行います。

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⑩ASSR検査 予約の検査

ASSR

聴性定常反応といい、聴こえの神経の脳の反応から聴力を検査します。ABRは高周波(約4000Hz)の聴力を検査しますが、ASSRは周波数別の聴力の検査ができ、聴力レベルに近い反応が得られます。成人・乳幼児の客観的な聴力の評価ができます
乳幼児は睡眠導入剤で眠らせて行います。

⑪赤外線CCDカメラ

赤外線CCDカメラ

めまいやふらつきでは眼に病気のサイン(眼振や異常眼球運動)がみられ、診断の手がかりとなるとても重要なものです。赤外線を用いた眼鏡を付けて観察すると、病気のサインを詳細に観察することができます

⑫重心動揺計

重心動揺計
写真右:ラバーテスト

重心動揺計はカラダの揺れを数値化して、バランス力を総合的にチェックします。
測定台に直立した被験者の重心の位置と移動を連動したコンピュータが感知し、カラダの前後左右のバランス具合を測定します。
姿勢をコントロールする各器官(眼、内耳、深部知覚(皮膚、足、筋肉)、小脳など)に障害が起こると、障害の部位と程度により異なりますが、体は大きく揺れます。
内耳の病気では左右に揺れ、小脳の病気では全体的に大きく揺れます。平衡・バランス障害の有無や程度、治療効果、高齢者の転倒の危険性が分かります。

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⑬自律神経機能検査

自律神経機能検査

自律神経は循環器、消化器、呼吸器などの活動や体温、血圧などを調整するため、24時間働き続けている重要な神経です。昼間や体が活動している時に活発になる交感神経と、夜や安静時に活発になる副交感神経からなり、意志に関係なく心身の機能を適切な状態にコントロールしています。悩みやストレス、過労、不規則な生活(昼夜逆転)などは自律神経の乱れの原因となります。
学校の朝礼で突然倒れる児童や大人も急に立ち上がるとふらつくことがあります。これは血圧が急に低下する起立性調節障害の場合があり、自律神経が関係しています。
座位・起立時の血圧を測定し、心電図の波形と合わせることで、自律神経の機能を検査することができます。

⑭脈波検査

脈波検査

血圧脈波検査(ABI/PWV)と言い、動脈硬化を客観的に評価する検査です。両上腕と両足首の血圧を測定し、血管の硬さ・心臓・脳疾患のリスクを調べます。

⑮vHIT (video head impulse test) 予約の検査

vHIT

頭を素早く振った時の眼の動きを見るめまいの検査です。
3つの半規管の機能を個別に調べることができる最新の医療機器を使用し、肉眼ではわからない早い眼の動きを測定するために特殊な眼鏡をかけて行います。vHITは体への負担の少ない検査です

⑯VEMP 予約の検査

VEMP

首の筋肉(胸鎖乳突筋)や眼の下(眼窩縁)に電極を貼り、音刺激に対する耳石器の球形嚢と卵形嚢の反応を検査します。vHIT検査と組み合わせることで、内耳・半規管と耳石を詳細に評価することができます。

⑰ENG検査(電気眼振図検査) 予約の検査

ENG検査(電気眼振図検査)

眼の回りに電極を貼って検査します。めまいやふらつきのサインである眼振などを記録するめまいの精密検査です。 当クリニックではめまいの専門外来を設け、診断・治療を行っています。

検査の詳細についてはこちら

⑱エアーカロリック検査 予約の検査

温度刺激検査は耳に水や風を注入すると、内耳の三半規管の主に外側半規管の反応を検査しています。
エアーカロリック検査は冷風や温風を使います。外側半規管の働きがよいと回転性めまいが起こります。その反応をめまいの精密検査であるENG計を用いて暗所で記録すると、小脳の働きも検査することができます。わざとめまいを起こす辛い検査ですが内耳と小脳の働きをみることができる大切な検査です。

  • エアーカロリック検査
  • グラフ

⑲体組成分測定(サルコペニア)

体組成分測定(サルコペニア)

加齢や疾患による筋肉量の低下をサルコペニアといい、筋肉量が低下するとバランス障害・転倒リスクが高まります。
この検査は手と足裏を電極に触れるように体重計にのり、微弱な電流を体内に流し、体内の水分、脂肪、筋肉量などを測定します。
身体の動揺が大きい場合、内耳や脳などの平衡機能低下の問題なのか、下半身の筋肉量の低下が問題なのかを、重心動揺検査と組み合わせて判定します。
ペースメーカーが入っている方は検査できません。