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令和5年度目白大学心理カウンセリングセンター公開講座「子ども・若者・コミュニティにむけたより良い支援のために」を開催いたしました

  • 公開講座の様子

12月9日(土)、講師に目白大学特任教授の黒沢幸子氏をお招きし、解決志向アプローチ(※)による子ども・若者・コミュニティへの支援について、ご講義いただきました。
今回の公開講座は、心理職だけでなく、教員や精神保健福祉士など、対人援助・教育・福祉に関わる専門職の方を対象として開講いたしました。80名以上の方からお申し込みをいただきました。

2時間の講義ではコミュニティへの心理的支援の基礎から、解決志向アプローチの成立やその基本原則、支援目標の設定の仕方など、幅広い内容を、氏ご自身の臨床経験をもふまえながらご教授いただきました。
お子さんやご家族が山積する問題に打ちひしがれているなかで、ミラクルクエスチョンなどの手法を用いて「例外を見つける」ことの重要性やその具体的な進め方を、ご自身の担当事例を紹介しながら教えていただいたことで、解決志向アプローチの持つ、いきいきとした豊かな関わり方を知ることができました。
黒沢氏のお話される姿からはポジティブなオーラが発散されていて、解決志向アプローチのセラピストが持つべき姿勢が体現されていると感じました。

参加者からは「これまで本を読んでも実感のつかめなかったことが、先生のお話を伺ってイメージをつかめた」「また先生のお話を伺いたい」などの声が多数聞かれました。受講後のアンケートでも、多くの参加者の方から、長文で熱のこもった感想を寄せていただきました。
黒沢氏、ご参加くださいました受講者の皆さま、ありがとうございました。

心理カウンセリングセンターでは、臨床実践の現場に活きるスキルや、現代的な課題などさまざまなトピックスを取り上げ、今後も公開講座やセミナー等を開催していく予定です。

※解決志向アプローチは、アメリカにあるBrief Family Therapy CenterのSteve de ShazerとInsoo Kim Bergらが開発した、Solution Focused Therapyをモデルにして発展している新しい心理療法です。
このアプローチの最大の特徴は、「問題やその原因、改善すべき点」を追求するのではなく、解決に役に立つ「リソース=資源(能力、強さ、可能性等)」に焦点を当て、それを有効に活用することにあります。

[講師プロフィール]

黒沢 幸子(くろさわ さちこ)
目白大学心理学部心理カウンセリング学科/同大学院心理学研究科臨床心理学専攻 特任教授、公認心理師・臨床心理士・産業カウンセラー、日本心理臨床学会 理事、教育・研修委員会 委員、支援活動委員会 委員(自殺対策専門部会 部員)、日本ブリーフサイコセラピー学会 理事(前副会長)
、日本コミュニティ心理学会 常任理事 他 KIDSカウンセリング・システム研究会チーフコンサルタント

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