経営学研究科

経営学専攻 博士後期課程

Doctoral Program in Business Administration 新宿キャンパス

学びのプロセス

本専攻博士後期課程は、すでに大学において教育研究業務に就いている研究者や、民間企業や国公立の研究所で研究業績を蓄積しつつある研究者などを、博士号(経営学)を取得した高度な研究者として育成することを主な目的としています。したがって、カリキュラムは仕事を持ちながら通学する社会人入学者に配慮した編成となっています。
教育課程は、博士論文を作成するための研究指導科目と、当該研究分野の体系的な知識を身に付けるとともに、最先端の研究に取り組む特殊研究科目の2つで構成。研究指導科目では、「会計学」「管理会計論」「経営組織論」「経営戦略論」「経営工学」「オペレーションズ・リサーチ」「経営経済学」「経営統計学」「マーケティング」の9分野において、それぞれの領域を専門とする教員が3年間継続して博士論文作成指導を行います。
また、研究者としての能力だけでなく、優れた教育者としての能力開発に取り組むのも本課程の特徴です。高度な学術研究を基盤とした教育を展開するとともに、特殊研究科目の幅広い履修を促し、広範な知識・能力を身につけられるよう指導しています。また、教育者として必要な講義能力、説明能力、研究発表能力、討議能力、教材準備能力なども1年次から養成。さらに、専門領域の体系的知識を修得することも重視しています。

研究指導の方法とプロセス

研究指導内容
1年次 2年次 3年次
春学期 秋学期 春学期 秋学期 春学期 秋学期
           
❶研究指導教員および指導体制の決定
❷博士論文のテーマ検討、先行研究に関する指導
入学時に、学生ごとに研究指導教員を決定します。当該教員が3年間継続して、担当する学生の単位修得や論文指導を個別に行います。
ただし、学生の視野をより拡げるためには、異なる研究分野の指導者などとのコミュニケーションも必要であることから、当該研究指導教員とその他2名以上の教員(研究指導教員または研究指導補助教員)から成る論文指導委員会を学生ごとに編成し、共同して研究指導にあたります(❶)。入学して最初の春学期は、博士論文のテーマを決定するため、複数のテーマ案を検討するとともに、それらの案に関する先行研究の研究を指導します(❷)。
❸博士論文のテーマ決定、先行研究の研究、博士論文の構成・体系の構想立案の指導
秋学期にはテーマを決定し、内容の構成立案を行います。先行研究の研究も、決定したテーマに即したものに絞って進めていきます。
❹教育能力を養うための講義、研究発表、教材準備などの訓練
本課程は、「高い教育能力と研究能力を兼ね備えた大学教員」の養成を目指しています。そこで、研究活動と並行して、教員としての教育能力を養うためのさまざまな訓練を3年間継続して実施します。
❺学会発表
❻学会誌などへの論文投稿・執筆の促進
1年次から学会に参加し、自身の研究発表を積極的に行うよう指導しています。入学直後は修士論文を、その後は博士論文を構成する各論文の内容を随時、国内外の主要学会で発表していきます(❺)。
博士論文として最終審査に合格するためには、その論文を構成する各論文について、単著者としての当該テーマに関する学術論文が査読付きの学会誌に1篇以上掲載されること、および学術論文掲載の専門誌などに2篇以上掲載されることが必要です。そのため、1年次から修了まで継続して、各学会誌などへの論文の投稿を促進しています(❻)。
博士論文の中間発表およびその準備のための指導
論文審査委員会の設置(1月)
❼博士論文の予備審査
(第1次:2月、第2次:5月、第3次:9月)
中間発表を経た後、主査1名・副査4名から構成される論文審査委員会が設置されます。博士論文の審査は、この委員会による予備審査を少なくとも3回以上実施します。予備審査に合格しなかった場合は、再度、その段階の予備審査を受ける必要があります。
学位請求論文の提出(11月)
審査委員会の設置
第1次審査(公開審査:1月)
❽最終審査(公開審査)と最終試験(2月)
研究科委員会での審議(3月)
修了試験は博士論文を作成した専攻分野についての筆記試験と、全教員が出席する公開審査(口頭試問)によって、原則として3年次の1月から2月にかけて行われます。ただし、特に優れた業績を挙げた者については、審査の結果、2年以上の在学によって修了を認定することがあります。
なお、博士論文は修了後1年以内に、博士論文抄録とともに印刷物またはオンライン方式で公表することとされています。
       
修了
博士号
取得
修了要件

18単位 + 博士論文

単位内訳
研究指導科目:6科目12単位/各年次で2科目4単位を修得
特殊研究科目:12科目中3科目6単位以上

本課程を修了するには、3年間で18単位を修得することが必要です。
このうち、担当の研究指導教員による論文指導は1年間2科目4単位の研究指導科目において行われるので、3年間で6科目計12単位を修得します。したがって、その他の特殊研究科目は、3年間で3科目以上履修して6単位以上を修得することになります。
実際には、早い年次で6単位以上を履修し終えて、その後は博士論文の作成に集中することが推奨されます。

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修了後の進路

本専攻博士後期課程を修了した後は、以下のようなキャリア開発が期待されます。

  • モデル 1
    民間企業・研究所における高度専門実務家

    豊かな創造性と経営学諸領域に関する優れた研究・開発能力を有する研究者として活躍することが期待されます。

  • モデル 2
    大学などの高度教育機関の教員

    高い教育能力と研究能力を兼ね備えた大学教員として、経営学の研究ならびに高等教育に携わることが期待されます。