目白大学心理カウンセリングセンター主催オンラインセミナー「心理職こそ知っておきたい'包括的性教育'と'性と生殖に関する健康と権利(SRHR)'」を開催しました
12月4日、講師に産婦人科専門医の遠見才希子氏をお招きし、'包括的性教育'と'性と生殖に関する健康と権利(SRHR)'について、オンラインセミナーを開催しました。
講義では、性と生殖に関する基本的な知識が、日本の性教育では十分には教えられておらず、むしろ禁止を中心としてしまっていることの弊害についてご指摘いただきました。そのために、多くの若者たち、また私たち自身にも、自分と相手の身体と心を大事にするための準備ができていないこと、未成年の性交渉に伴うさまざまな問題の責任は私たち大人が教えるべきことをきちんと教えられていないところにあることなど、心理職にとって大変重要な視点を提示していただきました。
「性に関して自分の生き方を自分で決める」ことが誰もが生まれながらに持っている権利であるという視点は、日本で生活しているとなかなか意識しづらいことかもしれません。遠見氏の講義で、性に対する意識や知識アップデートしていくことは、周囲の人を大切にするためにも、自分を大切にするためにも、不可欠であると教えていただきました。
受講後のアンケートでも、多くの参加者の方から、長文で熱のこもった感想を寄せていただきました。ご参加くださいました受講者の皆さま、ありがとうございました。
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