まるでドラマ!? 心理学で犯人像に迫る

心理カウンセリング学科財津ゼミ

犯罪者プロファイリングを扱う珍しい犯罪心理系ゼミ

16年間科学捜査研究所に勤務し、犯罪者プロファイリングに携わった経験を生かして、心理学という観点から犯罪という社会現象に切り込んでいます。他ではほとんど見られない特徴的なゼミと言えるでしょう。犯人が分からない場合に犯人像を分析する犯罪者プロファイリングは、ドラマや小説でも知られていますが、日本では実際の事件でも捜査支援手法として活用されています。ゼミでは、他にも、事件や事故を目撃した人の記憶など、幅広い犯罪現象を研究対象としています。

実際の犯罪事例の議論も。貴重な知識や経験を習得

犯罪者プロファイリングの歴史や基礎理論を学んだ上で、犯人像推定の文献発表、グループディスカッションを実施。さらに実際の連続殺人犯などの犯罪事例を基にした議論も。情報収集力、判断力、論理的思考力、積極性、協調性、創造性といった多くの能力を伸ばし、今後の人生にも生かせるようなゼミ活動を展開します。昨今はインターネットなどでいろいろな情報が手に入りますが、研究を通じてなかなか入手できない貴重な知識や経験を習得することを目指します。

ゼミのことをもっと知ろう!

犯罪心理学と心理学研究法の基礎理論の説明、そこで各自が興味を持ったテーマの文献読解からスタート。情報収集、分析などの基礎力を養うため、事件のプロファイリングを3~4人のチームごとに分析結果を発表しながら、研究を進めます。

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やりたいことが具体的に見つかっていなくても、何かを知りたいという熱い探求心を持つ学生を歓迎します。目撃証言者の信ぴょう性、一般人の犯罪に対する意識、裁判の判決に影響する要因、犯罪に遭わないための防犯など、犯罪関連に興味がある方はもちろんです。

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犯人の活動拠点などを推定する地理的プロファイリング、連続事件の犯行の同一性を検討する事件リンク分析など、多様な分析方法があります。ゼミ生の希望を取り入れつつ、基本は講義で学び、グループディスカッションを通してゼミ生自身が具体的に分析します。

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今はYouTubeなどの便利なツールで情報が簡単に入手できますが、大学は得難い経験や知識を獲得できる魅力ある場所です。科学捜査研究所に勤めた16年間に遭遇した事件や実践場面での経験がベースの特徴的なゼミで、皆さんにお会いできることを楽しみにしています!

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数年前にマラソンを始めてから、フルマラソンにも数回出場。リフレッシュするのに最適です!
財津 亘 准教授

飼っている猫は、エサの準備をする時だけ寄って来ますが、これ以外に甘えてくるとたまらない! 甘えてくるタイミングが突然で読めない、人の心理より難しいんです。そういう何を考えているか分からないところがいいと思いつつ、夜中に部屋の隅をジッと見つめていたりすると怖い時も(笑)。