人間学部

児童教育学科

Department of Childhood Education and Welfare 新宿キャンパス

授業レポート

  • 児童教育学科
  • 授業レポート
  • 新宿
  • イベントは終了しました
  • Tags : 大学トップ, 学園トップ

児童教育学科「教育実践演習」で国際連合食糧農業機関(FAO)のボリコ氏の講演を実施しました

  • 国際連合食糧農業機関(FAO)のボリコ・ンブリ氏

人間学部児童教育学科では、11月29日(月)の「教育実践演習」にて、国際連合食糧農業機関のボリコ・ンブリ氏による、Zoom授業(講演会)を実施しました。ボリコ・ンブリ氏は、コンゴ民主共和国(旧ザイール)出身で、名古屋大学大学院国際開発研究科で博士(学術)の学位を得た後、国際連合食糧農業機関に奉職されました。ローマ本部、ニューヨーク連絡事務所、横浜連絡事務所長を経て、現在、マダガスカル・コモロ・モリーシャス・セイシェル国事務所長を務められています。

当日、セイシェルとZoomでつなぎ、「持続可能な開発目標(SDGs)とFAOの関連から」というテーマでご講演いただきました。ボリコ・ンブリ氏はFAO(国連食糧農業機関)の取り組みやミレニアム開発目標(MDGs)から持続可能な開発目標(SDGs)への変遷、そして、SDGsの17の目標とFAOの取組について説明されました。また、17の目標が注目されているが、SDGsの5つのP(People 【人間】・Prosperity【繁栄】・Planet【地球】・Peace【平和】・Partnership【パートナーシップ】)がとても重要だと話されていました。

世界の飢餓と食品廃棄について解説される中で、食料援助物資が紛争地帯の人々の手に行き渡らない現状があること、世界中の人々を賄うのに十分な食料が生産されているのに、世界の食物の3分の1が廃棄されていること、また、食料廃棄が、食料だけでなく、ごみや地球温暖化の問題と密接にかかわっていること等をお話しされました。

以下に学生の感想を掲載します。

  • 飢餓の問題には紛争や経済、気候などの自然と深く関係があり、問題解決には、SDGsにあげられているすべての問題について取り組まなければならないと感じた。
  • 食べ切らずに残してしまうことがあるため、期限が来る前に食べ終わるようにする、お店で食品を買うときすぐ食べるときは期限の近いものを選ぶようにする、作りすぎない(食べきれる分だけ作る)などといったように、私たちの習慣を少し変えるだけでもSDGsの達成につながるということに気づいた。
  • 世界中の飢餓の現状を理解し、これから消費者として食料を無駄にしないことを心がけていきたい。一人ひとりが意識を変え、行動を変えることがSDGs達成に向けて重要であると考えた。

このように、今回の講義を受けた学生は、持続可能な社会づくりやSDGsについて深く考え、学ぶことができる貴重な機会になりました。


  • 2 飢餓をゼロに
  • 4 質の高い教育をみんなに
  • 12 つくる責任 つかう責任
  • 13 気候変動に具体的な対策を
  • 14 海の豊かさを守ろう
  • 15 陸の豊かさも守ろう
  • 17 パートナーシップで目標を達成しよう
  • 17 パートナーシップで目標を達成しよう

「目白大学・目白大学短期大学部×SDGs」サイト