看護学部

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Department of Nursing さいたま岩槻キャンパス

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看護学科4年生の「総合看護学セミナー」で薬害被害者による特別講義を行いました

看護学部看護学科4年生の「総合看護学セミナー」は、医療における最新の知見や重要事項を学ぶとともに、4年間の学修の総括と、生命に関わる職種に就くことへの自覚や高い倫理観を養うことを目的とした授業です。

10月17日(火)の授業は、サリドマイド薬害の被害者である間宮清氏を講師にお迎えして、特別講義『薬害~被害者の体験談から学ぶ~』を行いました。薬害被害者ご本人による授業は、本学において初めてとなります。

熱心に聴講していた学生たちは、薬害についての正しい認識、被害者とご家族の体験・気持ち、被害者の人権について、また薬害根絶に向けた教育のあり方等、多くのことを学び考えることができました。

「皆さんは、医療の安全において、最後の砦なんです」という間宮先生の言葉に、医療者になる自覚、その責任の重さを改めて感じるとともに、人々の健康と安全を守り、信頼を得られるような医療者になりたいと、心から思えた授業となりました。

(科目担当者 郡司 一恵)

講義の様子
講師:間宮 清氏〔プロフィール〕

1963年2月横浜生まれ サリドマイド薬害被害により両上肢に障がいを持って生まれる
また、幼少期の手術時の輸血が感染源と思われるC型肝炎にも罹患
現在、薬害防活動、薬害育活動(年間30件程度講演)、薬剤師会研修会講師のほか、インテリアデザイナーとしても活動中

多摩美術大学美術学部デザイン科卒業、NPO日本慢性疾患セルフマネジメント協会(普及・広報委員)、厚生労働省中央社会保険医療協議会委員、連合「患者本位の医療を確立する連絡会」委員、レギュラトリーサイエンスエキスパート認定者(薬害教育分野)、北里大学薬学部ほか 医療系大学非常勤講師、前全国薬害被害者団体連絡協議会 副代表世話人、厚生労働省肝炎検討委員会委員