社会学部

社会情報学科

Department of Social Information 新宿キャンパス

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社会情報学科「現代の社会2(フードブランド・ケーススタディ)」授業レポート "新市場創造型商品開発 プチッと鍋 開発ストーリー"

社会学部の共通科目である「現代の社会2(フードブランド・ケーススタディ)」は、食品業界の実務家をお招きし、実務におけるブランド戦略やマーケティング戦略についてお話しいただく授業です。

11月2日(木)の授業は、エバラ食品工業株式会社 商品開発部 枡田恵理子氏をお招きし「新市場創造型商品開発 プチッと鍋 開発ストーリー」と題してご講演いただきました。

小さなポーション容器に入った1個で1人分の鍋調味料「プチッと鍋」は、生活上の問題を鍋で解決したいという意識から生まれました。
鍋に関する消費者調査で抽出された「家族が集まらないと作れない」などの問題点の解決策として「いつでも作りたい分に合わせて作れる鍋調味料」のアイデアを創出し、新市場創造型商品として「プチッと鍋」を世に送り出すことに成功しました。
その後も店頭で見やすくするためにパッケージを自立タイプに変更するなどの企業努力を続け、消費者からの支持を獲得しました。

学生たちからは以下のような感想が寄せられました。

<学生の声>
  • ビンタイプやパウチタイプの鍋の素が多い中、それらの問題点や改善点を調査し、すべてを解決できるポーションを使うアイデアを導き出したのはすごいと思った。
  • 消費者の生活内から生まれる問題点を参考に新市場創造型商品を生み出し日本中に広めたことが素晴らしいと思った。
  • 消費者の問題に対し、仮説を立てて検証していくことを、何度も繰り返し行うことで新商品ができていることを知り驚いた。
  • 「鍋は大人数で食べるのが当たり前」とされていた時代に、個食鍋の商品を創るのは挑戦でもあり、固定概念を変えるという大変な作業だったと痛感した。
  • 消費者ニーズを考えながら新商品を開発していく仕事の大変さを感じたが、同時に興味を持った。