保健医療学部

言語聴覚学科

Department of Speech, Language and Hearing Therapy さいたま岩槻キャンパス

授業レポート

  • 言語聴覚学科
  • 授業レポート
  • さいたま岩槻
  • イベントは終了しました
  • Tags : 大学トップ, 学園トップ

言語聴覚学科3年生の「臨床実習特講Ⅳ」で失語症のある当事者の方々にご協力いただきました

  • みなさん優しく接してくださいました

コミュニケーションに困難を抱える方たちを支援する言語聴覚士にとって、会話をする力は当事者の方たちの全体像を把握したり、意思をくみ取ったり、また機能改善を図るためにも欠かせない、基本的でとても重要な力です。
保健医療学部 言語聴覚学科では、学生たちの会話力を向上させるために1年次から独自のプログラムを実施しています。

11月9日(水)、「臨床実習特講Ⅳ」で3年生が失語症のある5名の方と会話をさせていただきました。3年生はこの4月から失語症について学んでいますが、当事者の方と会話をする機会は、7月の「臨床実習特講Ⅲ」以来2回目です。

学生たちは、授業で学んだICF(国際生活機能分類)をもとに、会話の中から自然に相手の全体像(その方の病気や生活、参加活動など)をとらえることを目標に演習を行いました。
臨床での実践に近い形での演習に、最初は少し戸惑っていた3年生ですが、徐々にスムーズな会話ができるようになりました。失語症では、聞いたことを理解することや話すこと、読んで理解したり書いたりすることに困難が生じます。学生たちは、文字や図も活用し、これまで学んだ知識や技能を発揮しようと全力で取り組みました。

今回ご協力いただいた皆さんから、「少し疲れたけど楽しかった」「また協力したい」というお言葉もいただきました。下山氏、鈴木氏、鶴間氏、中里氏、村山氏、この度はご協力いただき本当にありがとうございました。

当学科では今後も、困難を抱える方たちと学生が、コミュニケーションを深められるように努力していきます。

  • 失語症を抱える皆さんが伝えたいことを
    学生は真摯に聞き取ります
  • 周りの学生も真剣そのもの
  • 会話がスムーズに運んで、
    緊張していた学生も思わず満面の笑み
  • 貴重な機会をありがとうございました