社会学部

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Department of Social Information 新宿キャンパス

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社会情報学科「ファッションブランド戦略論」授業レポート"SHIBUYA109について-急激に変化した10・20代のトレンド"

ファッション企業の方を講師としてお招きし、ブランド戦略についてご講演いただく「現代の社会1(ファッションブランド戦略論)」。7月12日(金)の講義では、株式会社SHIBUYA109エンタテイメントオムニチャネル事業部 MDプランニング部長(SHIBUYA109総支配人)の澤邊亮氏にお越しいただき、「SHIBUYA109について-急激に変化した10・20代のトレンド」をテーマにお話しいただきました。

"SHIBUYA109について-急激に変化した10・20代のトレンド"の授業レポート

SHIBUYA109は、若者の今を輝かせ、夢や願いを叶えたいという思いから、商業施設運営だけではなく多数の新規事業を行い、若者エンタテイメントの聖地を目指しています。独自のマーケティングを行い、若者を見える化することで、若者との接点を見出しています。
まず、ターゲットとなる10〜20代("around20")の若者を知ることから始めます。館内でのアンケート調査や、大学との産学連携で若者と直接関わることで、若者の考えや行動を把握しています。さらに、若者のオムニチャネルに対する意識やファッションの位置付けが変化しているため、若者の視点に立ち、現状を把握する必要があります。

デジタルネイティブ世代の若者はファッションブランドにこだわりがなく、SNSを中心に得た情報をもとに、洋服を購入する傾向があります。このような時代背景に応じるため、ショップスタッフが自ら発信したくなるコンテンツを提供し、それを彼女たちにSNSで積極的に発信をしてもらうということを行っています。これは、SNSを見た若者がスタッフ自身に憧れや共感を抱くことで、購買意欲をかき立て、店頭に足を運ぶきっかけになり得ます。 他にも店内に完備しているWi-Fiは、客の動線を把握するための手段として活用されています。また、新事業の一つとして力を入れているエンタメポップアップストア「DISP!!!」は、常に話題性のあるエンタテイメントコンテンツとコラボすることで、情報発信や集客の増加につながっています。

以上のように、SHIBYA109エンタテイメント社は若者ニーズに応えるべく自社マーケティングを生かし、常に若者に寄り添ったコンテンツを提供し続けているというマーケティングの重要性を学ぶ良い機会となりました。
(社会情報学科3年 小林桃子)

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