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目白大学人間学部講演会「新宿区における多文化共生について学ぶ」を開催しました

11月13日(水)、佐藤重遠記念館で目白大学人間学部講演会「新宿区における多文化共生について学ぶ」が催されました。
本講演会は「多文化共生について学ぶ」ということをテーマにして、二部構成で行われました。

開催に先立ち、庄司正実人間学部長よりごあいさつをいただきました。

第1部は「新宿区の多文化共生のまちづくりの現状と課題として」というテーマで、神崎章氏(新宿区地域振興部多文化共生推進課課長) からご講演いただきました。

新宿区は市区町村の中でも、外国人人口と、人口比率がきわめて高い自治体です。新宿区地域振興部多文化共生推進課として、前線におられる神崎氏より新宿区内の外国人の生活状況の概観と、多文化共生への取り組みが紹介されました。新宿区が行った調査をふまえて、外国人がどのようなところで生活のしづらさをかかえているのか、またこれからの生活をどのようにかかえているのか、わかりやすく説明していただきました。

第2部で「日本での経験と明日の日本へ」というタイトルで、マリップ・セン・ブ氏(NPO法人PEACE理事長)よりご講演いただきました。『NPO法人PEACE』は、2012年に、ミャンマー・少数民族を支援する団体として発足し、「成人に向けた日本語教育事業(文化庁補助事業)」と「子どもに向けたミャンマー語教育事業(日本財団助成事業)」に取り組んでいます。またミャンマー国内避難民の実態を国際社会に向け発信する活動を行っています。ご自身の難民としての体験と日本でのミャンマー人支援に尽くしている、エネルギッシュな活動についてお話がありました。

当日は、本学人間学部4学科(心理カウンセリング学科、人間福祉学科、子ども学科、児童教育学科)からの学生および教員に加え、外部から高校生の参加もあり盛況でした。また、学生からも質問が出て積極的な質疑応答がされました。

最後に、荏原順子人間福祉学科長の閉会のあいさつで、当講演会は終了しました。

現在、出入国管理及び難民認定法(入管法)の改正も行われ、今後日本国内のグローバル化がさらに進んでいくと思います。多文化共生ということが盛んに言われるようになりましたが、それは相当の努力がなければできないのです。新宿という場に立地している本学において、現在きわめてタイムリーな講演会が成功裏に終了したと思います。

  • 開会のあいさつをする庄司正実人間学部長
  • 講演をする神崎章氏
  • 講演をするマリップ・セン・ブ氏
  • 学生からの質疑
  • 閉会あいさつをする荏原順子人間福祉学科長