保健医療学部理学療法学科では、1年次に「平衡機能と小脳・脳幹による調節」「めまい疾患」を学んでいます。さらに、近年の理学療法のトピックスである「めまい」に対するリハビリテーションの基礎を学ぶため、本年度より、3年次「基礎理学療法学演習」の授業内容に「前庭リハビリテーション」が加わりました。前庭リハビリテーションは数年前から理学療法士の国家試験にも出題されています。「前庭リハビリテーション」は講義と実習を通じて学習していきます。
目白大学耳科学研究所クリニックでは、全国に先駆けて「めまい」に対するリハビリテーションを行っています。講義は、米国での先進事例と当クリニックでの実臨床に基づいた、「めまい・平衡障害に対する評価法とリハビリテーション」を習得することを目的としています。前庭リハビリテーションは、めまい平衡障害に悩む方だけではなく、脳卒中患者さんの転倒予防にも役立つと思われます。
理学療法学科 助教 田中亮造
クリニック 院長 伏木宏彰