9月9日~13日、トルコ・イスタンブールで開催された「XXIII World Congress of Otorhinolaryngology Head and Neck Surgery(IFOS 2026)」において、目白大学耳科学研究所クリニックの伏木宏彰院長(保健医療学部言語聴覚学科教授)が、めまい・平衡医学領域の国際パネルの司会および教育講演を務めました。
IFOS(International Federation of Otorhinolaryngological Societies:国際耳鼻咽喉科学会連合)は、世界各国の耳鼻咽喉科・頭頸部外科の専門家が集う国際組織で、World Congressは4年ごとに開催されています。
9月10日には、国際パネル "Innovations and Technology in Diagnosis and Management of Vestibular Disorders"(「前庭障害の診断・治療におけるイノベーションとテクノロジー」)の司会を担当しました。パネルでは、各国の専門家から、AIやスマートフォンなどの先端テクノロジーを活用した前庭障害の診断、遠隔医療への応用など、今後のめまい診療につながる新しい取り組みが紹介され、討論が行われました。
また、9月12日には30分間の教育講演 "Advances in the Diagnosis and Management of Chronic Dizziness"(「慢性めまいの診断と治療の進歩」)を行いました。慢性めまいの診断から前庭リハビリテーションを含む治療まで、一般の耳鼻咽喉科医が日常診療で実践できる内容を中心に、日本での取り組みも交えて紹介しました。
セッションの司会者からは、若手医師から経験豊富な医師まで幅広い世代に知ってほしい内容として紹介されました。講演中には内容を動画で記録する参加者の姿もみられ、講演後にはフロアから質問が寄せられるなど、国や地域を越えた意見交換につながりました。
今回の国際学会で得られた知見や交流を、今後のめまい診療、研究、前庭リハビリテーションの発展と人材育成に生かしてまいります。

