新宿図書館

第7回 図書館ミニ展示・関連講演

第7回 目白大学新宿図書館所蔵 稀覯本ミニ展示会
「浮世絵展示会 ~浮世絵からみる江戸・明治の風俗~」

展示会:平成28年6月29日(水)~7月29日(金)※日曜閉館
講演会:平成28年7月8日(金)18時30分~19時30分
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【レポート】「浮世絵からみる江戸・明治の風俗」(平成28年7月8日実施)

  • 浮世絵からみる江戸・明治の風俗
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  • 浮世絵からみる江戸・明治の風俗
  • 浮世絵からみる江戸・明治の風俗

 去る7月8日、新宿図書館・2階閲覧室において、浮世絵展示会の関連講演会「浮世絵からみる江戸・明治の風俗」が開催されました。講師に本学地域社会学科・国際交流研究科教授の鈴木章生先生をお迎えし、今回展示している浮世絵を元に、風俗史料としての浮世絵の読み解き方を解説していただきました。
 普段は美術品として紹介されることの多い浮世絵ですが、同じ作品を風俗資料として捉えると全く視点が変わってきます。絵の題材から見える当時の流行や政策、現代にも残る習慣の、昔と今の違い。そして西洋画の影響をうかがわせる表現技法や、実際にはありえない光景を描き、絵としての面白さを追求した絵師の工夫...などなど。新たな浮世絵の魅力が浮かび上がってくることを教えていただきました。
 講演会には、学内外より30名ほどの方がご参加くださり、質疑応答の飛び交う活発な講演会は、なかなか好評だったようです。
 展示会は今月29日まで開催中で、現在は「江戸・吉原の風俗」をテーマに花魁図2作品を展示しております。関連本の貸出や、浮世絵クイズも設置しておりますので、是非図書館へ足をお運びください。