
歯科衛生学科
佐藤 昌史 教授
専門分野:小児歯科学・障害者歯科学

小児は"小さい成人"ではない、
という言葉が印象的で...


佐藤 昌史 教授
/歯科衛生学科
● 専門分野
長年、大学病院小児歯科の教員として勤めていたため、小児のお口の発育や障がいのあるお子さんたちの口腔疾患・口腔管理など臨床研究が主です。研究対象が子どもなので資料を採取するのは大変ですが、「歯科のテクニック」的な部分のみに注力するのではなく、「まず子どもを知る」というところに惹かれました。近年は、フッ素の塗布などに代表される予防歯科の普及によって小児の口腔疾患は昔に比べると激減してきていますが、長い期間通う子もいるので、子どもの成長を見られることも魅力の1つです。また、小児歯科は保護者との信頼関係をいかにうまく築くか、が重要なポイントであり、歯科衛生士教育でも常に意識するようにしています。
● この分野に興味を持ったのは...
大学時代に小児歯科学の最初の授業で教授が黒板に書いた「The child is not a little man.」(小児は成人を小さくしたものではない)というフレーズが印象に残ったことです。もちろん私の最初の授業でもこの言葉で始めています。

ヒトの体でもお口の中ほど成長に伴って変化するところはありません。口腔の成長や機能の発達を中心に、治療法や診療を怖がる小児患者への対応法なども幅広く学んでもらいます。学びを通して自分の成長期を振り返る機会でもあります。授業では、できるだけ写真などを見せて、イメージを持ってもらえるようにしています。
高校生のときは...
あだ名は「オッちゃん」
中高一貫の男子校でかなりジジ臭い高校生だったように思います。あだ名が「オッちゃん」です。ちなみに小学校では「おじい」でした...雰囲気なのでしょうか。
趣味は?
読書&お散歩
50歳代まではテニスや卓球などをしていましたが、今はもっぱら読書とお散歩ぐらいです。ジャンルはあまりこだわらないですが、吉村昭など史実を題材とした小説が好きです。
好きな食べ物
うどん(関西風)
和ものが好きですが、特に「うどん」が大好きです。ただし、京都出身ですので出汁は透き通った関西出汁でなければなりません。ちなみに蕎麦は関東の方が好きになりました。
私って実は...
頑固で短気...なはず?
自分では頑固で短気かと思っています。ただ寂しいことに、怒っていても気づかれないことが多いですが...
犬派?猫派?
犬派!
ブルドックが大好きです。過去に2度飼っていたこともあり、もう一度飼いたいのですが、家族の賛成が得られず、今はぬいぐるみを与えられています...。あの顔に似合わず表情豊かで穏やかなワンちゃんです。
至福のひととき!
最高の組み合わせで
味わうひととき何といっても、好みのお酒とそれに合う「肴」に出会った時です。食べ物を味わうという人間特有の喜びを感じるひとときです。
モンディーンの時計
全く高級品ではありませんが、スイスの鉄道会社でも採用されている非常に見やすいシンプルな時計です。もう20数年愛用しており、1年に約10分近く進んでしまいますが手放せません。革ベルトも7回切れて取り替えており、時計の値段より高くなってしまいました。
歯科衛生学科は将来の仕事に直結する医療分野です。それだけに、この分野を志望する方は、さまざまなことに興味を持って、友人や家族と今の時間を大切に健康で過ごしてください。皆さんと目白短大の教室でお会いする日を楽しみに待っています。