2019年4月の歯科衛生学科開設から約2か月が経ち、さまざまな授業が行われてきましたが、6月21日、ついにユニフォームを初めて着用する日がやってきました。
学生たちは入学当初からユニフォームの着用を楽しみにしていましたので、実習室はたくさんの笑顔であふれていました。ユニフォームに袖を通すと、気持ちが引き締まります。この日着用したのは、スクラブという学内実習用のユニフォーム。メインで使用するネイビー色に加え、上衣は予備として3色(ローズ色、ワインレッド色、ブルーシェル色)から自分好みのカラーのスクラブをもう1着選ぶことができます。
また、新設されたばかりのピカピカの基礎歯科実習室では、学生一人ひとりの座席に、モニター画面とマネキンが設置されています。教員が行うデモンストレーションの様子が鮮明に即座にモニター画面に映し出されますので、自分の手技を確認しながら進めていくことができます。
この日行われたのは、歯科衛生士の三大科目の一つである「歯科予防処置論」の実習です。まずはこの先しばらくの間、基礎実習の際の相棒となるマネキンの取り扱い方法から学びます。口腔内は狭く見えづらいですから、どの位置から見ると見やすいのか、ポジショニングやライトの当て方、口唇や頬粘膜をミラーで排除する方法などを学びます。そして本日の実習のメインテーマである「エキスプローリング(歯石探査)」へ。歯石の探査に用いられるエキスプローラーという器具の操作方法を学びます。慣れない操作にやや苦戦気味でしたが、鋭利な器具の取り扱いともあって、学生たちの表情は真剣そのものでした。
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エキスプローリングの様子①
右手で把持している器具が
「エキスプローラー」
直視が難しい口蓋側面(上の前歯の裏側)はミラーに投影させて確認します -
エキスプローリングの様子②
指で口唇を排除し、
術野を確保します