10月10日(木)、歯科衛生学科1年生が「歯科診療補助実習Ⅰ」の学外実習として、歯科器材メーカーの株式会社ジーシーを訪問しました。
はじめに、株式会社ジーシーで働く歯科衛生士の方から会社について説明があり、続いて「歯科診療に使用する器材の洗浄・消毒及び滅菌方法と衛生的手洗いの基本」についての講義を受けました。
講義を終えたあとは、見学と実習の2つのグループに分かれて会社内に展示された最新機器を体験・見学し、手洗い実習などを体験しました。
「見学グループ」は、まず消毒・滅菌コーナーにてウォッシャーディスインフェクターや、オートクレーブと呼ばれる高圧蒸気滅菌について、実物を見ながら使用方法や注意点について学び、理解を深めました。また、最新の歯科用デジタル機器である、CAD/CAM(Computer Aided Designing/Computer Aided Manufacturing)装置の見学では、口腔(こうくう)内スキャナーで歯型を撮影、3次元解析してコンピューター上で詰め物を設計・製作する手順を体験しました。
「実習グループ」は、講義で習った衛生的手洗いを確認しました。特殊なクリームを手に塗り、ブラックライトで照らすと疑似的な汚れとして青白く輝きます。手洗い後に再度ブラックライトで照らし、この色がどれだけ落ちているかで、自身の手洗いが適切であるか判定することができます。予想よりも汚れが落ちていないところもあり、この実習を通して衛生観念の重要性についてさらに理解を深めました。
最初のグループが終了した後は交代し、全員が両方の内容を体験しました。この学外実習を通して、これからの歯科に対するイメージがより深まったと思います。
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手洗い実習:青い部分が汚れです -
手洗い中:汚れをきれいに落とせるでしょうか? -
手洗い後:手のひらはきれいになりましたが、手首に少し残っていますね -
滅菌・消毒コーナーにて実際の機器を見学しています -
口腔内スキャナーで歯型を取り込んでいます -
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