国際交流研究科

国際交流専攻 修士課程

Master's Program in International Studies 新宿キャンパス

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国際交流研究科主催「第5回公開講演会」が開催されました

  • 中原氏の講演
  • 講演会の様子

7月20日(土)、目白大学大学院国際交流研究科主催「第5回公開講演会」が開催され、本学学生と一般の方々を合わせて80名近い参加者が集いました。今回は講師として、日本エシカル推進協議会および国際グリーン購入ネットワーク会長で、東京都市大学名誉教授の中原秀樹氏をお招きし、「SDGsとエシカル消費~持続可能な消費とは何か~」というテーマでご講演いただきました。

最初に開演のあいさつで飛田満研究科長より、本学におけるSDGsへの取り組みについて説明がありました。その後、中原氏が登壇し、講演ではまず「貧困」と「飢餓」を終わらせ「差別」と「暴力」を終わらせるというSDGsの前文に語られた強い決意と、海外のメディアは福島第一原発事故をどう伝えたかというグローバルな視点からの「社会的責任」に注意が促されました。

ついで「誰も置き去りにしない世界」とはどんな世界なのか、「持続可能な開発目標」(SDGs)とはどんな行動目標なのか、「ミレニアム開発目標」(MDGs)との対比で説かれ、さらにSDGsの認知度、特に企業や組織におけるその現状が報告されました。

ここで本題に入り、「地球環境の継続的悪化の主な原因は、持続不可能な消費と生産のパターンにある」として、私たちはイースター島の悲劇を繰り返すことになるのか、最近多発する異常気象、食料不足や環境難民などの問題を受けて、2015年の国連サミットでSDGsが採択された経緯が紹介されました。

さらにそのSDGsの目標12「持続可能な消費と生産のパターンを確保する」の達成に向けて、資源の利用、衣食住の生活、交通や情報通信手段など、さまざまな事例からの話題提供がなされました。しかしそれでも日本は環境問題や社会問題の解決に関して後れを取っているとして、私たちの働き方やライフスタイルに対して「お金が増えたら幸せになったか?」という疑問が投げかけるとともに、最後に未来に生きる若者たちに行動することへのメッセージが添えられ中原氏の講演は締めくくられました。

講演後、学生たちからは、「自分たちが今できることを実践し次世代につなげていくことが大切だ」「自分のことばかりでなく周りのことも考え貢献できる人になりたい」「環境にも人にも動物にも優しいエシカルな社会をつくることが重要だ」といった感想も寄せられました。

環境・社会・経済にまたがるグローバルな問題であるとともに日常生活に直結した非常に身近な問題、そうしたたくさんの問題とその解決の必要性を力説されながら、約90分で100枚を超えるスライドを使って、分かりやすく語りかけながらお話しいただき、参加者はSDGsやエシカル消費への関心を深め、とても有意義な時間を過ごすことができました。

国際交流研究科 第5回公開講演会「SDGsとエシカル消費 ~持続可能な消費とは何か~」


  • 2 飢餓をゼロに
  • 8 働きがいも 経済成長も
  • 12 つくる責任 つかう責任
  • 13 気候変動に具体的な対策を
  • 17 パートナーシップで目標を達成しよう