心理学研究科

臨床心理学専攻 修士課程

Master's Program in Clinical Psychology

実習について

臨床心理学専攻の実習について

本専攻は、公認心理師・臨床心理士の受験資格取得に必要な実習科目を設けています。実習科目は全7科目で構成され、修士1年次から2年間かけて履修します。実習は学内・学外の各種施設で行い、特定の領域や立場に偏ることなく、バランスの取れた学びを実現します。

学内実習

本学付属の相談機関である心理カウンセリングセンターにおいて、相談員の面接の陪席をするほか、教員の指導の下で実際の面接を担当します。それぞれの事例について、ケースカンファレンスや個別スーパーヴィジョンを通して各教員から専門的な指導を受け、心理面接などについて深く学びます。

学外実習

臨床現場を体験する中で、心理職に求められる業務を知ることを目的としています。保健医療、福祉、教育、司法・犯罪、産業・労働のうち、各自の興味関心に応じた複数領域での実習を行うことで、心理臨床の現場への理解を深めるとともに、心理職として求められる臨床感覚を身につけていきます。

目白大学心理カウンセリングセンター

目白大学心理カウンセリングセンターは、大学の教育・研究機関でもあり、公認心理師・臨床心理士養成のための実習機関の役割も担っています。本センターでは、さまざまな心の悩みや心理的な問題でお困りの方の相談に応じています。スタッフは、本学心理カウンセリング学科や大学院心理学研究科の教員を主としています。

※完全プライバシー保護でカウンセリングします。相談内容が外部に漏れることはありません。

働きながらの通学を検討されている方へ

本専攻では、授業や実習のため、1週間の内3日以上、平日の日中の時間を確保いただく必要があります。本専攻は公認心理師・臨床心理士の二つの資格養成をはかることから、本学他研究科・他専攻と異なり、対面での授業も積極的に行っています。また、実習はカウンセリングセンターの担当ケースや学外実習先の状況等により、スケジュールが個々で異なっていますが、実習の多くは平日の日中に組まれています。そのため、長期履修制度を利用した場合でも、平日の夜間と土曜日だけで、公認心理師・臨床心理士の受験資格要件を満たす実習を実施することはできません。実習先を決める際には希望や事情を考慮していますが、柔軟に調整できるとは限りません。働きながらの通学を希望される場合は、長期履修制度を計画的に活用することをあらかじめ検討することや、勤務先に勤務形態について相談されることを推奨します。