心理学研究科 臨床心理学専攻

教授

髙橋 稔 Takahashi Minoru

応用行動分析による実験や効果検証を通して
不安や恐怖に対して支援

認知行動療法の効果を高めるため、応用行動分析学の立場から研究しています。クライエントの問題の発生要因や維持要因の分析、各種技法の効果検証が専門分野です。特に、Acceptance and Commitment Therapyに注目して効果検証を行い、得られたアイデアも研究に生かしています。不安や恐怖の克服に有効であるエクスポージャー法の効果的な運用については広く検討されていますが、その中でも不安を感じているときの注意のあり方に対して、視線追尾装置(アイトラッカー)を使った実験で検討し、心理臨床に繋げています。

研究室

学生の指導で大切にしているのは、自由な発想と知的好奇心です。1つの発想からゼミでの発表を繰り返し、論文に仕上げていきます。研究テーマによっては私が所属する学会に参加してもらうことで、外部との交流が生まれています。