言語文化研究科日本語・日本語教育専攻

2019年3月修了(FPTジャパンホールディングス株式会社)

坂本 孝之 さん

研究・実践 社会人 長期履修制度
人材マッチングと日本語教育の現場で
得られた気づきを深化させたい

ボランティアで留学生に日本語を指導していた際、外国語習得におけるネイティブスピーカーとの会話の重要性を強く感じました。日本での就職を希望する留学生も多く、企業と留学生のマッチングの課題にも着目。日本語教育学や社会言語学の研究指導が受けられ、最新の研究事例を学びたい私にとって、大学院への進学が最良の選択でした。目白大学大学院は働きながらの修学で、時間調整に苦労しましたが、長期履修制度を利用して3 年間で修了しました。言語文化研究科には留学生が多く、海外の日本語教育事情にふれられ、グローバルな研究環境だったといえます。

企業と留学生への支援を目指し
人材採用の手がかりを提示

修士論文では、日本で就職を希望する海外の高度人材を対象とした、ビジネスシーンにおける日本語教育について研究しました。留学生に対し日本語教師が模擬の企業面接を行い、その会話の内容を分析。日本語教育の観点から日本語習熟度と目的により質問や表現方法を変えるなど、人事担当者が外国人採用の際に教科書となるような成果が得られました。企業に軸を置きつつ学術研究の立場で知見を得て、両者の観点で議論できるようになったことは社会人学生の特権です。在学中から学外の研究会や学会で活動報告を行い、研究者としての一歩を踏み出せました。