
教員・先輩の声
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進学理由
同僚の知人に目白大学の修士課程を修了した方がおり、自宅近くに看護学専攻を有する大学院があることを知りました。私が学部を卒業して20年ほどたち、臨床では助産師資格を取得するために修士課程を修了した後輩も多くなっています。今後、臨床での指導や管理において自分ももう一度大学院で学び直しが必要ではないかと考えました。そこで、社会人特別入試や長期履修制度があり、認定看護管理者受験資格が取得可能な目白大学大学院を選びました。
大学院での講義と研究テーマ
「助産師がより健康にいきいきと働くにはどのようなことが関係しているのか、支援できることは何か」というのが研究テーマでした。大学院の講義では先生方と一対一の授業になることもあり、贅沢な時間でした。 クラスメイトがいれば分担して持ち回りとなるプレゼンも、毎回自分がやらなければならないので大変でしたが、その分、学びを深めて直接フィードバックを受けることができました。古代の哲学者たちの問答のようで興味深いなと思っていました。
暗記が中心ではなく、問いを考える学びは簡単に答えはでません。自分が量的研究に取り組めるとは思っていませんでしたが、統計学を担当される藤井先生に基礎から教えていただき、かたちにすることができました。COVID-19流行と同時に大学院進学となってしまい、キャンパス内での交流や、施設の使用など色々と制限された中での進学でしたが、学ぶことの楽しさを再発見しました。
仕事と研究の両立について
現在、都内の総合周産期母子医療センターで常勤の助産師として働きつつ、他大学になりますが、博士課程で研究を行っています。 目白大学の修士課程で取り組んだテーマを博士課程で継続して更に深め、助産師がより健康に働き続けるための取り組みを研究しています。
両立は簡単ではありませんが、協力して下さった職場の上司、同僚へ改めて感謝しています。大学院での学びがすぐに職場で目に見える形として還元するには難しいところもありますが、研究的視点を持った助産師が臨床にいることで、ロールモデルのひとつになれると考えます。私にとって臨床でのキャリアを中断せずに学べたことは経済的にも、自身の成長においてもプラスになっています。