経営学研究科 経営学専攻

2025年3月修了(株式会社ウエルクリエイターズ)

三好 博之 さん

キャリアアップ 研究・実践 社会人
介護施設の経営者として、理論を学び、実践に活かす重要性を感じていた

数々の経営課題を解決するためには、これまでの経験だけでなく理論を通して実践していくことが重要だと感じていました。特に介護の仕事は、従事者の仕事に対する姿勢が、そのままダイレクトに利用者へのサービスに反映されます。そのため、適切な人財育成が欠かせず、それらを体系的に学ぶために大学院への進学を決意しました。
社会人学生は、仕事と学業を両立する上で時間管理が非常に重要です。進学先を選ぶ際には、オープンキャンパスなどを通じて、教員と学生の距離の近さが決め手となりました。実際に在学中は質問をするとすぐにご回答いただくなど、さまざまな場面で先生方が親身になって相談に乗ってくださいました。

適切な人財育成を研究し、質の高いサービスを提供する

「介護業界の教育訓練・能力開発管理」をテーマに研究を行いました。介護業界には、これまで統一された教育プログラムが少なく、経験によって成り立っているケースが多くありました。そのため属人的な要素が強く、問題を引き起こしている現状もあり、適切な人財育成を研究することで、質の高いサービスの提供や業界全体の底上げにつながると考え、研究内容を決めました。現在は、研究から得られた提案内容を実際に自社の社員教育に活用しています。今後も研究を継続し、さらに発展させて学会での発表などにも取り組んでいきたいと考えています。

仕事の本質や将来への展望を描く

社会人としての仕事と大学院生としての学業を両立させるのは非常に大変ですが、大学院での学びを通して、現在の仕事に対する視野が大きく広がりました。
これまでは業界内で得た知識や経験をもとに問題解決を行ってきましたが、より広い視野と知識を持つことで、幅広い解決を図ることができるようになりました。
また、向上心を持って取り組む姿勢は仕事の関係者からの信頼を高めます。特に在学中にその姿勢が伝わったことで、卒業後の進路や新たな人脈の形成に繋りました。