
教員・先輩の声
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ホスピタリティマネジメントの実践者の一人に
かねてよりホスピタリティの実践や重要性を強く感じていたことから、ホスピタリティマネジメントについてさらに理解を深め、実践者となるために大学院への進学を決意しました。勤務先では同時期に人事部長という責任ある立場にあったため、講義に出席する時間の確保やレポートを書くことは、想像以上に大きな負担でした。さらに2年生になってからは修士論文がなかなか進まず、途中で挫折しそうになりましたが、常に親身になって伴走してくださった先生やクラスメイトに応援して頂き、学位を取得することができました。深い感謝とともに、諦めずに良かったと強く思っています。最後までやり抜いて結果を出すということは、一人の力では成し得ないことだと改めて実感しました。
現在は人事部から役員室へ異動し、業務内容は変わりましたが、ホスピタリティを大切にしながら新たなチャレンジをしている毎日です。
現場の課題意識を持って研究に取り組むことが出来る
研究は、自身が所属する企業における事業の成長要因は何か、という問いを立て、ホスピタリティマネジメント理論の視点から考察し、一つの解を導き出すことでした。
修士論文の題材として在籍中の企業を選んだため、複雑に入り組んだ事業の現場と学術的なアプローチの違いに大変苦悩しました。課題をシンプルに整理することや、事業の取り組みを理論的に説明することが難しい場面も多くありましたが、そうした現場ならではの難しさ自体が非常に興味深く、新たな価値を創造するために深く考察することが大きなやりがいでもありました。学位取得後、社内で大学院での学びを推奨する流れが生まれたこともとてもよい成果だったと感じています。