児童の豊かな生活を美術で支援

児童教育学科有原ゼミ

教養とはまた違った重要性を持つ美術教育

アーティストになりたいわけではないけれど、何かしらの形で美術に携わっていたいとの気持ちから美術教育を専門に選びました。美術教育と一口に言ってもさまざまにあるのですが、学校の中でふれる教育科目という観点からの美術に関心があります。美術教育には教養や趣味としての美術とはまた違った重要な役割があると思っていて、子どもたちが豊かに生活していくために、美術を通してどのような支援ができるかについて研究しています。

美術を心理学や理工学の観点からも研究

現在の研究テーマは、作品を見るときの視線の動きです。心理学や理工学といった分野の先生方にご協力いただきながら研究を進めています。しかし、ゼミでは私の研究テーマに関わらず、それぞれの学生の考えや興味を基に研究内容を自由に決めてもらい、一人ひとりに考える機会を持たせることを重視しています。また、発信内容にも責任を持ってもらうために、相手にどのような伝わり方をするのか意識し、主体性を持って制作や研究に取り組むよう指導しています。

ゼミのことをもっと知ろう!

卒業研究は、論文・制作から選ぶことができ、どちらもこれまでに蓄積した知見を踏まえることが重要です。そのため、学生が各自興味のあるものを持ち寄り、面白さを共有しながら活動。文献の購読や美術館・ギャラリーを訪れての作品鑑賞も行っていて、その経験を生かした作品制作・発表等も実施しています。

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ゼミで活動していく中で、表現の意図や意味を考える場面が必ず出てきます。すべてに対して立ち止まって考える必要はありませんが、「なんとなく」で済ませずに好奇心を持って真摯に物事に取り組むと、得られるものが多いと思います。

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ゼミが開かれたばかりということもあり、学生と一緒に基礎工事をしているような状況です。やってみたいことがあったら、ぜひ提案してください。本ゼミは、お互いを尊重しながら自由に活動し、力を発揮できる環境を目指しています!

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興味の持てないことであっても、少しふれてみると多様な価値観に気づかされます。世の中の事象に積極的に関わっていけば、世界の解像度は上がり、きっと彩り豊かな学生生活になるはず。今、皆さんがどんなことを感じ考えているのか、ぜひ教えてください。一緒に学ぶことを楽しみにしています。

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車もバイクも運転はしませんが、モータースポーツ、特にF1が大好き! 週末に開催されるレースを楽しみにしています。
有原穂波 専任講師

ドライバーの実力だけでなく、チームの戦略や思惑がさまざまな展開を生むため、見ていて飽きません。「スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ」チーム所属のピエール・ガスリー選手を応援しています。

写真は、カミソリで有名なBRAUNの腕時計で、大学時代からの愛用品。シンプルで時間が読み取りやすいため手放せません。