テーマパークの見方が変わる!?

経営学科湯澤ゼミ

会計学には、世の中と真逆の考えもあるのが魅力

テーマは会計学で、「会計は誰のためにあるのか」を考えます。ここで言う会計は、企業の財産状況、経営成績を財務諸表として外部の投資家、消費者などに報告すること。これだけを読むと、会計報告は「企業外部の利用者のため」と解釈できますが、ときに「企業自身のため」に行う場合があって簡単に説明できません。一般的に言われていることとは真逆の考えがあるのが、私がこの分野を選んだきっかけ。会計学は現実を「うつす」のではなく「つくる」のだと思います。

財務諸表を読む力を持てば、将来が開ける

ゼミでは財務諸表の作成者の目的、対象を探るとともに、投資家など利用者の視点に立ち、どの項目や金額を使って投資の安全性、収益の高さをどう判断しているのかを学びます。身近な施設やサービス、東京ディズニーランドなどのテーマパーク事業やUber Eatsなどの飲食店向け通販事業を中心に、財務諸表を分析。財務諸表は食い違う見方があるのが難しいところですが、読む力を持てば、一歩先を見て物事を考えたり、生計を立てるための技能を習得できます。

ゼミのことをもっと知ろう!

国際会計基準を適用したLINEのキャッシュレス決済事業なども対象に、その企業でどのような努力がなされ、どれだけの成果が得られているかを分析します。また、災害や感染症の被害拡大前後の財務諸表に注目し、財務諸表が作成・公開される意味についても探究しています。

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現代社会で起こるさまざまな変化に興味がある人は、会計学に関心を持てると思います。例えば「最近コンビニで自動精算機を見る機会が増えたのはなぜだろう? 自動精算機はいくらでお店に導入できるのか?」と思ったなら、その理由をゼミのみんなと考えていきましょう。

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「やすくて早くてうまい」授業、つまり「やすい=分かり"やすい"言葉で説明する」「早い="早い"段階で卒業論文のテーマを選定して集中してもらう」「うまい=教員が勉強方法、日常生活、進路の相談に乗る」を心掛けています。これが各自のキャリア形成に役立つと思います。

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本学の魅力は、何をしたら日々ワクワクしたり、生き生きしたりするか発見する機会を持てることだと思います。進路が決まっていなくても、ここでの学びの影響を受けて、希望する進路を見つけることができます。大学で自分の視野を広げたい人は、ぜひ受験してください!

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1人カラオケ歴12年。女性アイドルグループの曲を練習したら、音域が広がりました。
湯澤 晃明 専任講師

猫の茶々丸と小太郎のキャラクターは、そもそもは学生に物々交換を理解してもらうために作ったもの。試作版は学生の反応がイマイチでしたが、人気のLINEスタンプの雰囲気を取り入れ、8か月の試行錯誤の末、ようやく完成。今ではオンライン授業動画に登場し、学生に親しんでもらっています。

湯澤先生写真1