福祉は奥深い社会的背景と関係が

人間福祉学科ゼミ

日韓の家族の違いから気づいた家庭福祉

専門分野は、「子ども虐待問題」「特別養子縁組」「危機的な妊娠をした女性(非正規就労、パートナーとの離別、助けてくれる親・親族がいない状態での妊娠など)の支援」など。これらは、私が日本の大学院に進学し日韓の家族の違いを学んでいくうちに、家族制度の歴史や考え方に違いがあることに気づき、関心を持ち始めました。周囲にSOSを出せない女性はたくさんいて、背景はさまざま。女性の自立問題の観点からも切り込んでいく必要があると思っています。

文献を読み、「子ども家庭福祉」の基本を強化

今最も関心を持っているのは、「危機的な妊娠をした女性」をどのように支援できるかについて。赤ちゃんを匿名で預けられる「赤ちゃんポスト」や、「0日虐待死」を知ったことを機に研究テーマにしました。ゼミでも、安心して子どもを産み、育てられる環境整備を行うことを目指す「子ども家庭福祉」領域の基本的な学びを目的としています。2年次までの講義や演習などで修得した知識をベースに、文献や資料の購読や、関心のあるテーマの発表などで、研究を深めていきます。

ゼミのことをもっと知ろう!

基本的には学生の関心に沿ったテーマを扱います。私が子ども家庭福祉分野を専門にしていることもあり、現在、虐待問題、親子関係、いじめ問題、子どもの貧困問題、ヤングケアラー(家事や介護などを日常的に行っている子ども)などに関心が集まることが多く、これらの文献を読み進めています。

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互いに学び合いながら、研究テーマを自主的に深められる学生を求めています。とはいえ、卒業論文はテーマ決めが一番難しい作業です。まずは学生の話に耳を傾け、整理できていなくても教員に話しやすい環境を作り、関心事項の焦点を絞る過程を重視。研究対象が見つかるまでじっくりサポートしていきます。

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ディスカッションを通して、互いに刺激し合うゼミになれたらと思っています。4年生になると、卒業研究として論文をまとめる作業が必要。そこで、3年生のうちに文献を読み込む力を育てることを大切にしています。関連したテーマの映像などをみんなで視聴することもあります。

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私が目白大学に来てビックリしたことは、きめ細やかに学生の面倒を見ていること。教員たちが全力でバックアップするので、きっとご自身の可能性に気づけると思います。今は将来を不安に感じることもあると思いますが、一歩ずつ前進していると思って、大学生活を楽しみに来てください。

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約2年前から筋トレが好きになり、1週間に4日ぐらい、特に週末はがっつりトレーニングしています。
姜 恩和 教授

筋トレを始めるきっかけをくれたのは楽器を演奏しているママ友。重い楽器を持てるようになったと話してくれ、私もトライしたらハマっちゃいました。だんだん筋肉が育ってきたので、マッチョを目指します!

写真は、夫がオーストリア出張で買ってきてくれた愛用品のマグカップ。クリムトの描いた絵がプリントされています。